日野、大型バスに「運転車異常時対応自動停止機能」搭載

2018年6月3日 17:49

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記事提供元:エコノミックニュース

日野自動車が、商用車の自動運転技術を担う、観光バスの車両停止を支援する「ドライバー異常時対応システム(EDSS:Emergency Driving Stop System)」を発表した。ドライバーの異常時に、ドライバー以外の乗客が車内のボタンを押すとセンサーが道路の白線をとらえ、路肩からはみ出さないように自動停止するシステムだ

日野自動車が、商用車の自動運転技術を担う、観光バスの車両停止を支援する「ドライバー異常時対応システム(EDSS:Emergency Driving Stop System)」を発表した。ドライバーの異常時に、ドライバー以外の乗客が車内のボタンを押すとセンサーが道路の白線をとらえ、路肩からはみ出さないように自動停止するシステムだ[写真拡大]

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 日野自動車は、今後の開発計画における自動運転技術について現状を公表した。緊急時のリスク回避に人間の関与が求められる、条件付きの自動運転である「レベル3」の自動運転機能搭載について、2022年からを目途に順次搭載していくとした。

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 高速道路などに走行場所を限定した完全自動運転「レベル4」技術を搭載した商用車については25年以降の実現を目指す。

 商用車、なかでも物流を担うトラックの自動運転では、高速道路での隊列走行が注目されている。

 この分野では2016年に、“トラック&バス”の製造者である「いすゞ自動車」と「日野自動車」が、トラックの自動運転技術を共同で開発すると発表した。自動運転システムの実用化に向けてのベース技術となるITS(路車間・車車間通信)システムや高度運転支援(自動操舵・隊列走行)技術について、両社で共同開発を行なう。2社が共同で取り組むことにより、開発の効率化を図る。輸送コストを大幅に下げることができるためで、日野はまず2022年ごろに、ハンドルに手を添えて常に運転に戻れる状態での自動運転の実証走行を行なうとしていた。

 「レベル3」の自動運転機能搭載段階では先頭車両も後続車両もドライバーを乗車させる必要がある。が、2025年以降には、後続車両を無人にした隊列走行ができるようにするという。

 商用車は乗用車と異なり、荷台が無線通信の障害となる場合や、内輪差が大きいなどの特有の事情がある。そのため市街地での自動運転は課題が多い。そこで日野は「限定された区間での完全自動運転を目指す」と説明している。

 国内において大型トラックドライバーの人手不足が慢性的で、将来的に自動運転が不可欠な機能になると判断。海外の独ダイムラーなど同様の技術に取り組む国際的な勢力に対抗し、この分野での先行を目論む。

 今回、日野が具体的に発表した自動運転の前提となる機能として、大型バスなどで運転手が急病になったときに自動停止するシステムを発表した。ドライバーが正常な運転をできなくなった場合、車両停止を支援する「ドライバー異常時対応システム(EDSS:Emergency Driving Stop System)」だ。ドライバー以外の乗客が車内のボタンを押すとセンサーが道路の白線をとらえ、路肩からはみ出さないように自動停止するシステムだ。

 このシステムを同社が製造する大型観光バス「日野セレガ」に搭載し、この夏から販売する。この機能を発展させて、車内カメラで運転手の状態を自動検知したり、車両を路肩に寄せたりできるようにするという。(編集担当:吉田恒)

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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。

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