YKK AP、AIによる未来ドア「UPDATE GATE」発表 顔認証で自動開閉

2018年4月26日 18:01

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「UPDATE GATE」。(画像: YKK APの発表資料より)

「UPDATE GATE」。(画像: YKK APの発表資料より)[写真拡大]

 YKK APは25日、AIや顔認証システムを搭載した未来ドア「UPDATE GATE」を発表した。YKK APショールーム新宿特設ギャラリーにて26日より公開展示を開始、発売は20年を予定としている。

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 同社は、建材の未来の可能性を追求する未来窓プロジェクトを16年4月からスタート。商品化へ向けたフェーズとして窓からドアへと対象を移し、未来ドア「UPDATE GATE」をWill Smartと共に開発したという。

 注目の機能として、下記を挙げている。

■顔認証・センシング機能

 ドアに搭載された顔認証機能で、家族一人ひとりを認識。認識した結果を元に、その人にマッチした天気や交通等の生活情報をAIが判断し、対話で情報を通知してくれるという。

 ドアハンドルが付いていないため、ドアの前でセンサー感知と顔認証により、家族であれば扉を自動開閉する機能を搭載。玄関前でカギを探したり、鍵を施解錠する必要がなくなるという。また来訪頻度の高い介護ヘルパーや宅配業者の顔を事前登録することで、ゲストを判別して招き入れることも可能になるとしている。

■AI学習機能

 通勤時の電車情報、天気予報に加え、1日のスケジュールやゴミの日情報など、家族1人ひとりに合わせた情報をリマインド。AIが毎日の生活行動を学習し、ドアが家族の執事のように最適な情報を伝えてくれるという。

■見守りやIoTなど、先端システム連携機能

 「UPDATE GATE」とスマートフォンを連携させると、突然の来訪者もスマートフォンからの確認が実現し、大切な家族やペットの見守りの役目も果たすとしている。

 さらに家のさまざまな家電と接続することで、玄関空間で照明やエアコンをコントロールして、見える化することが可能になるという。

■デザイン変動機能

 扉の室外側には、自在に演出できるパネルデザインを採用。動画により動きのあるデザインにすることや、思い出のテクスチャーの貼り込みなども可能となり、住宅の顔である玄関ドアを自分好みのオリジナルデザインにすることができるとしている。

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