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ローソンの酒類販売、18年上期は「ワイン」「チューハイ」「第3のビール」
ローソンは20日、2018年度上期商品戦略説明会を開催し、酒類の強化アイテムを発表した。
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■ワインは売れ行き上位の品種を強化
幕張メッセで開かれたこの商品戦略説明会で、ローソンが注力すると発表したものはワイン、第3のビール、チューハイ。このうちワインでは、50~60代のシニア男女層を意識した商品を強化する。売れ行き上位の葡萄品種アソートの品ぞろえを強化、「カーサ・スベルカソーカルメネール」と「アルパカシラー」の導入も行う。
また、ワインを扱った漫画としては、多彩な情報と正確さから人気が高い「神の雫」にて取り上げられたワインも登場。ワイン直輸入業者としては老舗の、「ヴィノスやまざき」のワインも取り扱う。こうした付加価値の高いワインを新規に扱うことで、価格が高めのワインも展開を図る。
■オリジナルの第3のビール「ゴールドマスター」
第3のビールだが、ローソンではオリジナルブランドの「ゴールドマスター」を販売しており、これを5月にリニューアル予定だ。「ゴールドマスター」と「ゴールドマスター糖質オフ」は、350mlが108円、500mlが148円で販売されている。
これを価格はそのままで、醸造を国内大手メーカーに変更し委託することで、より良い味わいを追求する。第3のビールは2017年6月の酒税法改正後に売上が伸びているため、売場を拡大する予定だ。
■ローソンだけではない人気、高アルコールチューハイ
高アルコールチューハイも人気があり、味にこだわった糖質ゼロタイプ、プリン体ゼロタイプなどの商品を投入予定。7月には、アルコール分12%とかなり高めのオリジナル商品「サンガリア スーパーストロングレモン」を投入する予定だ。
アルコール度数が6~9%のこうした高アルコールチューハイは、節約志向もあいまってローソン以外でも人気が高い。要するに安く早く酔えるというわけで、2017年の缶チューハイシェアのうち、過半数は高アルコールが占めている。
高アルコールチューハイの人気は、2017年6月に酒の安売り規制強化が行われた結果、ビール類の価格が1割程度上がったことも影響。これにより、高アルコールチューハイに消費者が流れたと見られる。 今後も価格に敏感な層による、高アルコールチューハイへの支持が予想される。(記事:stellarlight・記事一覧を見る)
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