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米中貿易戦争の行方
記事提供元:フィスコ
*15:48JST 米中貿易戦争の行方
14日に発表された2月の米小売売上高は前月比0.1%減と3カ月連続でマイナスとなった。これを受けて、米利上げペースが加速するとの思惑は一段と後退。また、米長期金利が低下したことから、ドル売り・円買いが優勢となっている。
さらに、トランプ米政権が中国の知的財産権侵害に対抗し、最大で年間600億ドル規模の関税適用を検討しているほか、中国に対して1000億ドルの貿易赤字削減に向けた圧力をかけていると報じられるなど、市場では米中貿易摩擦懸念が拡大。また、経済政策を主導する国家経済会議(NEC)の次期委員長に保守派の著名経済評論家のラリー・クドロー氏の指名が決定しており、トランプ政権が今後も通商政策で強硬姿勢が増すとの警戒感も強まり、ドル売り圧力が強まっている。《MK》
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