Windows 10 Insider Preview、RS5ビルドに「Sets」が再登場

2018年3月11日 18:23

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記事提供元:スラド

Microsoftは7日、Windows 10 Insider Preview ビルド17618(RS5)をSkip Ahead向けに提供開始した(Windows Experience Blogの記事)。

本ビルドでは一時RS4ビルドでA/Bテストが行われ、その後削除された「Sets (仮)」が再登場した。Setsは作業に関連するドキュメントやWebページを1つのウィンドウにまとめ、タブで切り替えて使用できるようにする機能だ。今回はA/Bテストではなく、すべてのユーザーがSetsを試すことができる。

Setsに対応したアプリのウィンドウはタブ表示となり、「+」をクリックすると新しいタブでMicrosoft Edgeの「新しいタブ」ページが表示される。このページの検索ボックスにキーワードを入力して検索することで、アプリやドキュメントを開くことができるのだが、現在のところWin32アプリや関連付けられたドキュメントを選択すると別ウィンドウで開いてしまう。そのため、新しいタブで開くにはCtrlキーを押しながら選択する必要がある。また、タブの並べ替えや別のウィンドウからタブを追加するといった操作にもまだ対応していない。タブの切り替え時に画面が乱れるなど、不安定な部分も残っている。
本ビルドのSetsでは新たにWin32アプリ(エクスプローラー/メモ帳/コマンドプロンプト/PowerShell)のサポートが追加されている。これにより、エクスプローラーで複数のフォルダーをタブ表示することも可能になった。別のフォルダーを新しいタブで開くには、Ctrlキーを押しながらダブルクリックすればいい。同様にサポートされるアプリやドキュメントを新しいタブで開くことも可能だ。タブ間でファイルをドラッグ&ドロップするといった操作には対応していないようだ。

Setsで保存されたタブがある場合、「前回のタブ」という通知が表示され、「すべて復元」をクリックすることでタブを復元できる。なお、Setsでタブが保存されるようにするには、「設定」の「プライバシー→アクティビティの履歴」で「WindowsでこのPCからのアクティビティを収集する」にチェックを入れておく必要がある。ただし、手元の環境で試してみた限り、最初のタブでドキュメントを開いた場合以外はタブが保存されなかった。Sets自体を無効化するには、「設定」の「システム→マルチタスク→アプリのタブ」で「サポートされているアプリとWebページを新しいタブとして開く」のチェックを外せばいい。

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