【編集長の視点】アイビーシーは1Q黒字転換業績を見直しセキュリティ関連株人気がオンして反発

2018年3月7日 09:35

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 アイビーシー<3920>(東1)は、前日6日に15円高の1618円と3営業日ぶりに反発して引け、今年2月6日に突っ込んだ直近安値1350円からのリバウンド幅を拡大させた。今年2月13日に発表した今2018年第1四半期(2017年10月~12月期、1Q)決算が、新製品の大型受注案件の寄与などで黒字転換して着地したことを見直し、さらにIoT(モノのインターネット化)セキュリティエコシステム「Kusabi(楔)」の構築が進んでいることが加わり、一段の戻りを期待する買い物が再燃した。テクニカル的にも、今年2月に全般相場が急落するなかでも、昨年12月の「Kusabi」の実証実験開始をテコに2日連続のストップ高を演じて以来、上昇転換した25日移動平均線を下値支持ラインに右肩上がりの上昇トレンドをキープしていることが、買い安心感を強めている。

■新製品の大型案件受注が寄与し1Qライセンス販売が前年同期比92%増と好調

 今期1Q業績は、売り上げが3億500万円(前年同期比28.0%増)と大幅続伸し、営業利益が3400万円(前年同期は5800万円の赤字)、経常利益が3500万円(同7600万円の赤字)、純利益が2300万円(同5100万円の赤字)とそれぞれ黒字転換した。昨年7月に発売したネットインフラの性能監視の新製品「System Answer G3」が、昨年12月に新規大型案件の受注に成功し、医療・公共、製造、金融などの各分野でも新規案件を確実に積み上げ、ライセンス販売の売り上げが、前年同期の1億1900万円を92%上回る2億2900万円と大きく伸びたことが要因で、開発要員増強などの負担増を吸収した。

 今2018年9月期業績は、1Q業績の順調な進捗率から期初予想に変更はなく、売り上げ14億円(前期比15.1%増)、営業利益2億1600万円(同15.8%増)、経常利益2億1600万円(同27.8%増)、純利益1億2900万円(同12.8%増)と増益転換を見込んでいる。

 なお「Kusabi」は、ブロックチェーン技術による電子証明システム(特許出願中)と、独自のデバイスプロビジョニング技術(特許出願中)によりソフトウェアだけでIoTセキュリティを実現する画期的なサービスで、昨年12月5日に実証試験を開始したのに続き、今年2月19日にIoTセキュリティの標準化に向けた「Kusabiコンソーシアム」を設立し、成長製品の期待を高めた。

■25日線で下値を再確認し逆行高特性の再現期待を高めまず今年2月高値奪回

 株価は、昨年12月の「Kusabi」の実証実験開始で2日間のストップ高を交えて1495円まで急伸して25日移動平均線を上抜き、その後は、25日線で下値を確認しつつ、年明け後の1月には、仮想通貨交換業者の不正流出事件ではセキュリティ関連株人気を高めて1750円高値まで買い進まれ、世界同時株安が波及して1350円まで急落した。同安値からは、今期1Q業績の黒字転換と「Kusabiコンソーシアム」設立で下げ過ぎを訂正して25日線を奪回して1月高値を更新する1839円へ買い直され、足元では25日線で再び下値を確認している。米トランプ大統領の関税引き上げ発言でなお世界同時株安第2波の懸念が残る相場環境下、逆行高特性の再現は有力でまず2月高値を奪回し、一段の上値トライが続こう。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

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