JR東日本と日本レストランエンタプライズは、常磐線普通列車グリーン車の車内販売において、汎用スマートフォンを活用したクラウドPOS型ハンディ端末を用いて、Suicaなど交通系電子マネー決済サービスを2月3日より先行導入した。
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首都圏の普通列車グリーン車では、ビールなどのアルコール類、ソフトドリンクやおつまみ品などを車内で販売している。これまでは、現金決済のみの利用に限られていたが、今回のクラウドPOS型ハンディ端末の導入により、Suicaなど交通系電子マネー決済が可能となり、利用客に対しさらに便利な決済環境を提案できる。
交通系電子マネーは、北海道にKitaca(キタカ)、関東エリアにSuica(スイカ)、モバイルSuica、PASMO(パスモ)、東海エリアにTOICA(トイカ)、manaca(マナカ)、関西エリアにICOCA(イコカ)、PiTaPa(ピタパ)、九州エリアにSUGOCA(スゴカ)、はやかけん、nimoca(ニモカ)の10種類が存在する。
これらの交通系電子マネーは、エリアにより使える範囲などが異なり、それぞれ強みも違ってくる。今回導入したクラウドPOS型ハンディ端末はSUICAを始めこうした10種類の交通系電子マネーに対応しているものの、交通系ICカードの相互利用はエリアをまたいではできないため、常磐線を管轄するJR東日本の提供するSUICAがもっとも強みを発揮すると言えそうだ。
今回の先行導入の結果を踏まえ、今後、首都圏の普通列車グリーン車全線への本格的な導入や、端末ソリューションの外部販売も検討していく予定だ。
ただし車内でのグリーン券の発売は、これまでどおり現金決済のみとしている。
開始時期は一部列車を除き2月3日からで、対象区間は常磐線の品川~勝田間となる。ただし、同線でも車内販売を行わない列車・区間もあるため、注意が必要だ。(記事:M_imai・記事一覧を見る)
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