視聴率では計れない!大人な魅力が詰まった「anone」第4話

2018年2月5日 06:35

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幽霊である「あおば」と語り合うるい子(小林聡美)。まさに本ドラマ屈指のエピソードとなっている(c)日本テレビ

幽霊である「あおば」と語り合うるい子(小林聡美)。まさに本ドラマ屈指のエピソードとなっている(c)日本テレビ[写真拡大]

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■じっくり見たい本命ドラマ「anone」

 2018年1月から日本テレビ系列で放送されているドラマ「anone」だが、徐々に登場キャラクターの背景が見えつつある。特に、第4話では小林聡美演じる青羽るい子の素性が判明したのだが、その半生には多くの視聴者が釘付けになったようである。

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■お金を持ち逃げしたるい子の秘密

 亜乃音(田中裕子)がハリカ(広瀬すず)を助けるために用意した1000万円を、巧みに盗み出した青羽るい子(小林聡美)。彼女はアパートの自室にてそのお金をばらまいて見せるも、その姿をみている高校生の少女がいた。彼女の名前は「あおば」といい、るい子にしか見えていない幽霊である。

 実は彼女は、るい子が初めて妊娠した子供の幽霊。その子供が成長した姿をるい子が想像して常に寄り添っているのが「あおば」であった。しかし、るい子には実の子供である樹という高校生の息子がいるのだが、家族との不和が理由で家には寄り付いていない。

 一方、1000万円を取られたことを気にしていない亜乃音。彼女の言葉を聞いても納得できないハリカはるい子を探し始めると、街中で偶然に持本舵(阿部サダヲ)に出会う。彼はハリカとの接触をはじめは避けようとしたが、るい子の行方が気になる舵はハリカと共に行動を始める。

■徐々に明かされていくるい子の秘密

 ハリカと舵はるい子の秘密を探り始めると、実は彼女には義母がいる上に結婚していたことが判明した。その事実を手に入れた2人は偶然にもるい子と遭遇し、事情を問い詰める。すると、るい子は新しく始まった家族生活はすでに破たんしており、樹を義母のいる家から引き離すために1000万円が必要であることを吐露する。

 どうしてもお金が欲しいるい子は、自室に隠した1000万円を3人で山分けすることを提案する。それでも舵は1000万円を返すために家の中を探し始めるも、すでにお金は誰かに盗まれた後だった。

 意気消沈するるい子だが、ハリカと舵の言葉を受けてケジメを付ける決意をする。そのために一度マンションに戻ったるい子は、最後に樹とハンバーグを作る。無事にハンバーグを作れたのだが、樹は「食べる約束をしていない」と言い出し、席を外してしまうのだった。

■見事な小林聡美劇場に涙がこみ上げる

 家族が破たんし、初めて妊娠した「あおば」の幽霊を見るようになったるい子。るい子は当初、その幽霊は樹の代わりに過ぎず、自分が愛したい子供でしかないと考えていた。しかし、そのネガティブな考えはハリカや舵の言葉によって変化し、家族とのケジメを付けることで肯定的に見れるようになった。

 初めての妊娠は望まない形だったことがドラマ前半で語られるも、その子供を流産したことでるい子の心に深い傷を残すことになった。その深い傷を負いながらも懸命に生き、そして最後にはその過去を肯定するるい子の姿には感涙するものがある。

 まさに小林聡美の演技力が光る4話だったが、今後も非常に期待したいドラマである。

 「anone」は水曜22時、日本テレビ系列にて放送中。(記事:藤田竜一・記事一覧を見る

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