GLAY、結婚式での楽曲使用には著作隣接権を無償提供へ

2017年12月12日 10:42

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward曰く、 「HOWEVER」などのヒット曲で知られる人気ロックバンドGLAYが、結婚式での楽曲使用について著作隣接権を無償提供すると発表した(Yahoo!ニュースGLAYの発表「ブライダルでの楽曲使用に関して」ページ)。

 これだけでは話的に分かりにくいが、背景には2014年に結婚式での音楽利用に特化した著作権管理団体が活動を開始したことがあると思われる(過去記事)。

 結婚式での音楽利用に関しては、あらかじめ式場側に使用する音楽を渡しておく必要がある。多くの場合はCD-RやUSBメモリ等に楽曲データを複製して渡すことになるのだが、無断でこれを行うと著作隣接権の侵害となるとして著作権使用料の徴収を代行するという「一般社団法人音楽特定利用促進機構(ISUM)」が2014年に活動を開始した。しかし、同機構が管理対象としている楽曲は現時点で約1万曲と少ない。トラブルを避けるため、同機構が管理している楽曲以外は使用を断る結婚式場も少なくないようで、そのため自分の好きな曲を式で流せない、という問題が発生していた。

 GLAYの楽曲についても、同機構の管理楽曲には含まれていない。今回の発表でも、「弊社は特定の音楽利用促進機構とは契約しておりません」とされている。そのためか、GLAYの事務所側に問い合わせがあったようだ。GLAY側は「結婚式という人生の素晴らしい舞台で自分達の曲を使用してもらえる事は大変喜ばしいことであり、それであれば自分達は無償提供したい」とし、結婚式において著作隣接権は行使しないという判断になったという。

 なお、BGMとして使用することに対する著作権使用料は必要となっているが、これについては会場がJASRACと包括契約を行っていれば別途支払いは不要ではないかと思われるが(ライブハウスやイベントホールなどと同じ扱い)、こちらについての判断はJASRAC側に聞かないと分からない(弁理士の栗原潔氏による解説)。ただ、少なくとも、ISUM発足時の記事のコメントで懸念されていたような、高額な複製使用料金を取られることはなさそうだ。

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※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

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