国税庁の税務調査、プログラマの申告漏れは1件当たり1178万円

2017年11月3日 15:06

印刷

記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 国税庁が今年6月までに実施した所得税の税務調査結果を公開した。これによると、2016事務年度における調査件数は約64万7000件で、うち約40万件で申告漏れなどが確認できたという。申告漏れ金額の総額は5359億円。こういった調査はそもそも問題がありそうな相手を対象に行うため、申告漏れが多いのは当然なのだが、事業所得を有する個人の1件当たりの申告漏れ所得金額が高額な上位10業種の3番目に「プログラマー」が入っているのは興味深い(日経新聞時事通信)。

 このランキング1位の「風俗業」、2位の「キャバレー」は申告漏れが多そうだというのは分かるが、水商売ではない(きちんとした契約に基づいて業務を行い、振り込み等で対価を支払うのが一般的な)プログラマーで申告漏れが多いのは意外だった。なお、プログラマーの一件当たりの申告漏れ所得金額は1178万円。去年はプログラマーは「11位」だったので、今年スーパープログラマーがなにかやらかしてそれで平均を押し上げた可能性もある。

 ちなみに事業所得を有する個人の1件当たりの申告漏れ所得が高額な業種では過去10事務年度のトップ5の変遷が掲載されているが、たびたびプログラマー(情報サービス)はランクインしているようだ。

 しかし、1千万円以上の所得があるプログラマって実在するんですね……

 スラドのコメントを読む | デベロッパーセクション | プログラミング | デベロッパー | 政府 | お金

 関連ストーリー:
国税庁、ビットコインを使用して利益が生じた場合課税対象になることを明言 2017年09月07日
シャープ、3年間で約103億円の申告漏れ、約12億円の所得隠しが発覚 2015年07月30日
副業で得た収入、申告してますか? 2009年09月08日
中国のプログラマーは所得税免除 2001年06月11日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事