JR東、自転車折りたたまずそのまま乗れる列車「B.B.Base」、2018年1月から

2017年9月13日 17:10

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「BOSO BICYCLE BASE」(B.B.BASE)の外観(写真: JR東日本の発表資料より)

「BOSO BICYCLE BASE」(B.B.BASE)の外観(写真: JR東日本の発表資料より)[写真拡大]

  • 「BOSO BICYCLE BASE」(B.B.BASE)の内観

 JR東日本千葉支社は、サイクリストをターゲットに房総エリアでのサイクリングをより気軽に快適に利用できるよう、これまで房総エリアの主要サイクルトレインだった209系電車を改造し、自転車を折りたたまずにそのまま乗車できる新車両として2018年1月より運行する。

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 列車の愛称は「BOSO BICYCLE BASE」(房総バイシクルベース)。略称「B.B.BASE」(ビー・ビー・ベース)は、「房総の各地をバイシクル(自転車)で駆け巡るためのベース(基地)」をコンセプトとしている。

 車両デザインは「基地」をイメージし、ベースカラーをグレーに。「ロゴ」「号車番号」「B.B.BASE オリジナル自転車イラスト」をあしらい車両全体をラッピング。1~3号車および5~6号車に座席99席とサイクルラック99基が配置され、4号車はフリースペース。あくまでもサイクリストが愛車を解体せずに乗せて移動できる形態に特化している。

 同社は房総エリアで地域活性化の活動として「コトづくり」を推進、これは千葉の豊かな自然環境を活かし、スポーツツーリズムを推し進めることでインバウンドのツーリストによる交流人口増加を目指している。

 これまでも同社は継続性ある地域づくりに貢献するため、房総エリアでサイクルトレインを運行してきた。今年も「ステーションライドin 南房総」や「九十九里トライアスロン」、「木更津トライアスロン」、「館山わかしおトライアスロン」などに合わせてサイクルトレインを運行している。

 千葉は高低差が少なくサイクリングにはうってつけの地形。千葉県公式観光物産サイト「まるごとe千葉」(まるごといいちば)でも、「千葉県サイクルツーリズム」として、サイクルマップとコースの魅力を伝えている。スポーツと千葉の豊富な地域資源、特にバラエティ豊かな食文化を組み合わせた魅力ある観光コンテンツの創造に、B.B.BASEは寄与することとなる。

 B.B.BASEの運行は2018年1月から。房総エリアを自転車で疾走する魅力的な旅行商品として発売される予定だ。(記事:M_imai・記事一覧を見る

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