Microsoft、Windows 10バージョン1507にアップデート促す通知の表示開始

2017年7月6日 18:13

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記事提供元:スラド

headless曰く、 Microsoftは6月30日、Windows 10バージョン1507を使い続けているユーザーに対し、最新バージョンをインストールするよう促す通知の表示を開始することを発表した(WindowsヘルプWindows Experience BlogBetaNewsSoftpedia)。

 Windows 10バージョン1507(ビルド10240)は2015年7月にリリースされた初期バージョンのWindows 10だ。バージョン1507のサポートは5月で終了しており、今後もセキュリティ更新プログラムを受け取るには最新バージョンにアップデートする必要がある。

 試しにバージョン1507を新規インストールし、Windows Updateで「アップグレードを延期する」オプションを有効にしてアップデートを実行したところ、6月の更新プログラム(KB4032695)までインストールされ、ビルド10240.17446となった。その後、しばらくすると通知ではなく「お使いのデバイスには細心のセキュリティ更新プログラムが必要です」という画面が表示され、Creators Update(ビルド15063、バージョン1703)のダウンロードが開始された。この画面の実体は「Windows更新アシスタント」のようだ。

 このほか、現在サポートされているバージョンのWindows 10でCreators Updateをインストールしていない環境では、次のアップデートに備えてプライバシー設定を見直すように求める画面も表示されるとのこと。ちなみに、AdDuplexの6月分Windows Device Statistics Reportによれば、Windows 10 PCの半数以上(58.3%)は昨年8月にリリースされたAnniversary Update(バージョン1607、ビルド14393)を実行しており、Creators Updateは35.7%、バージョン1507は1.5%となっている。

 4月に一般提供が開始されたCreators Updateだが、Microsoftでは互換性などの問題が解決したデバイスに順次提供すると説明している。AdDuplexによればSurfaceデバイスでもCreators UpdateがプリインストールされているSurface LaptopとSurface Proを除き、Creators Updateの割合が50%を超えているのはSurface Bookのみ。Creators Updateの割合が22%と最も低いSurface Pro 3では、提供が開始されていない環境もあるようだ。

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