原子力規制委、研究炉使う学生の身元調査を大学に要請

2017年6月28日 07:54

印刷

記事提供元:スラド

 国内には日本原子力研究開発機構や近畿大学、京都大学が研究用原子炉を所有・運用しているが、これら研究用原子炉を利用する学生・研究者に対し、原子力規制委員会が身元調査を要請しているという(共同通信東京新聞)。

 身元調査の対象は氏名や国籍に加えて、精神疾患やアルコール依存症の有無、犯罪歴や職歴など。テロリストや暴力団と関係がないことも誓約させるという。また、虚偽申告があった場合は大学に行政処分が行われる可能性もあるという。これに対し大学側はある程度の身元調査には同意しているものの、大学への行政処分については受け入れがたいと考えているようだ。

 原子力規制委員会は電力会社に対しても、原発で働く作業員に対し同様の身元調査を行うよう求めていた。

 スラドのコメントを読む | 教育 | 原子力

 関連ストーリー:
福島第二原発、不審者の侵入を知らせる警報装置を切る運用が常態化していた 2016年09月14日
京都大学および近畿大学の研究用原子炉、原子力規制委員会の新規性基準に合格 2016年05月16日
京大や近大の研究用原子炉、運転再開へ 2016年03月11日
研究用原子炉に対する厳しい規制 2015年05月12日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事