『機動戦士ガンダム00』ゴツくて重い、重量型の量産MSティエレンの魅力!!

2017年3月28日 11:42

印刷

記事提供元:あにぶ

『 機動戦士ガンダム00 』ゴツくて重い、重量型の量産MSティエレンの魅力!!© 創通・サンライズ・毎日放送

『 機動戦士ガンダム00 』ゴツくて重い、重量型の量産MSティエレンの魅力!!© 創通・サンライズ・毎日放送[写真拡大]

記事提供元:アニメコラムサイト|あにぶ

 以前にも、『機動戦士ガンダム00』に登場する機体をいくつか紹介してきました。今回は、おもにTVアニメ第一期で活躍した量産機、ティエレンについて触れてみようと思います。

■ ティエレンは人革連の主力量産機


 ティエレンとは、 機動戦士ガンダム00 における三大国家群の一つ、人類革新連盟(人革連)で主力を張っていた量産型MSです。

 人革連とは、中国、ロシアのアジア部分、その他の旧共産圏、インドなどを中心とした連合国家ですが、人革連のテーマからは中国っぽい雰囲気を感じるような気がします。

 このティエレンという機体、他三大国家であるユニオンのフラッグ、AEUのイナクトのように基本的には飛行することが出来ず、見た目もゴツくて重々しいです。

 けれども、Eカーボン製(ガンダム00に登場する凄い強度の素材)の重装甲×大型火器という、ごつい戦車のような重量機を愛する方に支持されている機体ではないかと思われます。

 さらに、イナクト、フラッグとの大きな違いがもう一つあります。

 ガンダムにおけるコクピットの描写では、よく正面や左右にあるモニターで外の様子を伺いながら戦闘をしています。イナクト、フラッグの場合も同様で、コクピット内の描写からも戦場を伺うことが出来ます。

 けれど、なんとティエレンのコクピットにはモニターがありません。パイロットは専用のヘッドマウントディスプレイ付きスーツを着込み、直立状態で操縦をします。

 傍から見るとやたらとごつい物体を顔に取り付け、コクピット内まで暑くて重々しいカンジです。

 その為、他国からは「生きた棺桶」などと呼ばれていたりもしますが、重々しさが好きな方にはたまらない仕様です。

■ バリエーションの豊富っぷりも魅力


 そんなティエレンには、実に豊富なバリエーションが有るのです。

ティエレン地上型

 最も広く運用されているティエレンです。空の飛べない足のある戦車を思わせるティエレンですから、空中にいる相手にはめっぽう弱いです。

 とはいえ、200mm×25口径長滑腔砲や30mm機銃といった武器で、対空戦闘を行うことも一応は可能。

 加えて、カーボンブレイドと実体のある盾。ガンダムエクシアの攻撃を防いだこともある、重量機にふさわしい高い防御力と物理攻撃力を備えているのです。

ティエレン長距離射撃型
 頭部に巨大な滑腔砲(300mm×50口径長滑腔砲)を装備し、長距離砲撃が可能となった地上型です。しかし、武装のサイズと重量が増した分、速度は更に低下。そのため、単機で戦闘を行うのではなく、あくまで支援機として使用されます。

 その重量はなんと、142.0t。ちなみに、通常の地上型は121.3t。ユニオンフラッグが67.1t。ダブルオーライザーが75.1t。セラヴィーガンダムが67.2tですので、かなり重いです。

 実はそこまで重くなかったセラヴィーさん。

ティエレン宇宙型

 重量機であるティエレンも、宇宙では推進、姿勢制御用スラスターを駆使し自在に動きます。上の機体が主にグリーンカラーなのに対し、こちらはブルーカラー。

ティエレン高機動型
 見た目の重々しさはそのまま、脚部内に搭載したジェットエンジンによって機動力を底上げしたタイプ。

 とはいえ、やっぱり飛行は不可。GN粒子の力で飛行・移動するガンダムに対し、こちらはジェットでの移動。動きに制限があり、せっかくの高機動型もあまり活躍は見せられず。

 ティエレン高機動B型というホバー移動機能に特化したタイプも存在しています。

ティエレン超兵型(ティエレンタオツー)

 超兵であるソーマ・ピーリス専用にカスタマイズされた、宇宙と地上双方で使用可能な機体。カラーはピンク。スラスターが各所にあり、機動力は従来のティエレンを上回ります。

 それでも、ガンダムタイプには性能で大きく劣ってしまいますが。

ティエレン全領域対応型(セルゲイ専用ティエレンタオツー)
 上記の機体とは異なり、量産機がGN粒子に対応しスペックが遥かに上昇している、アニメ二期に登場。GNコンデンサー搭載型のGNビームライフルを装備しています。

 とはいえ、そこは旧型のティエレン。従来のティエレンを上回る性能とはいえ、ジンクスシリーズと比べればやはり性能が劣るかと思われます。その上機体の制御が困難という、超ハードな機体。

 とまあ、アニメに登場したのはここまでなのですが、実は外伝にはこれ以外のティエレンでも登場しています。

■『 機動戦士ガンダム00 』では連携プレイも披露


 アニメ第一期では、量産の魅力の一つである、連携プレイを披露。火力、機動力、耐久力、どの点においてもティエレンを上回るガンダムを相手に、一度は鹵獲に成功。

 拘束用カーボンネットや、カーボンワイヤー、着弾すると硬質化し関節を封じめるというジェル弾も装備してくれました。

 HG 1/144ティエレン宇宙型には、その時に使用したカーボンワイヤーが付属しています。

 重量兵器ファンをうならせる、重くて大きい量産機。それがティエレンです。アニメ第二期でも、反政府勢力カタロンが使用し、やられっぷりで魅せてくれました。

 一見地味ですが、好きな人にはたまらないロマン溢れた機体です。

 『機動戦士ガンダム00』ブレイク・ピラー事件と正しい軍のあり方を追い求めた男、パング・ハーキュリー48歳!

(あにぶ編集部/星崎梓)

© 創通・サンライズ・毎日放送

情報提供元:あにぶは、アニメのおたくな情報やアニメのニュースを初め、アニメのコラムなどを配信しているアニメコラムサイトです。

■関連記事
『 機動戦士ガンダム00 』第8独立航空戦術飛行隊「オーバーフラッグス」と、アラスカのジョシュア!
『機動戦士ガンダム00』どんな死亡フラグも叩き折る、不死身の男・コーラサワーとは?
『機動戦士ガンダム00』ガンダムを押し倒した男!乙女座のエース、 グラハム・エーカー !!

関連キーワード

関連記事