半世紀ぶり新タイプの正露丸は液体カプセル

2017年3月16日 06:44

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半世紀ぶり新タイプ「正露丸クイックC」(写真:大幸薬品発表資料より)

半世紀ぶり新タイプ「正露丸クイックC」(写真:大幸薬品発表資料より)[写真拡大]

 大幸薬品は15日、胃腸薬である正露丸の新タイプとして液体カプセル「正露丸クイックC」を4月3日に新発売すると発表した。新タイプの発売は、丸剤であった初代の製品から65年後に発売した糖衣錠以来、51年ぶり。

 中身を液体のカプセルとしたことで主成分がすばやく溶け出して、急な下痢などのトラブルに効果を発揮する。また、大腸の正常な運動を止めずに効果を発揮するため、便秘になりにくく、下痢の原因となる細菌、ウイルスや毒素などを腸内にとどめておかないという。

 主成分の「木クレオソート」はブナやマツなどの原木を乾留して得られる木タールを精製した液体。細菌やウイルスなどによる下痢に対応でき、かつ腸内細菌のバランスにも影響を与えない特徴を持っている。大人1日1回2カプセル服用。16カプセル入り、1,000円(税別)。(記事:阪木朱玲・記事一覧を見る

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