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BSテレビ局による海外ドラマ人気投票、『メンタリスト』が堂々の1位
© Warner Bros. Entertainment Inc.[写真拡大]
BSテレビ局Dlife(ディーライフ)が、視聴者からの投票による「海外ドラマ SO!選挙」の結果を 3月14日に発表した。第1位は『メンタリスト』、第2位『NCIS ネイビー犯罪捜査班』第3位『クリミナル・マインド/FBI vs. 異常犯罪』とクライム・サスペンスドラマに人気が集まった。
■「事件の解決」というカタルシスのある刑事ドラマが人気
今年で開局5周年を迎えたDlife では、 2月3日〜3月5日の期間「今こそ見たい海外ドラマ」と題し、視聴者からの投票を受付。キャンペーンはBS放送だけでなく、楽天グループによるネット配信「楽天ショウタイム」でも展開されてきた。
同局では、海外ドラマを中心にディズニーのアニメーションや、英米のバラエティ番組を放送。今回の選挙では総得票数が 77万票を超え、海外ドラマの人気が衰えを知らないことを表している。
【海外ドラマ SO!選挙 結果】
第1位 『メンタリスト』
第2位 『NCIS ネイビー犯罪捜査班』
第3位 『クリミナル・マインド/FBI vs. 異常犯罪』
第4位 『BONES -骨は語る-』
第5位 『Major Crimes ~重大犯罪課』
第6位 『キャッスル/ミステリー作家のNY事件簿』
■近年は、複雑な人間関係を描く作品が人気
日本では 1953年の開局したNHKを皮切りに、民放各局でも積極的に海外のコンテンツを取り入れてきた。60年代には西部劇やホームドラマ、70年代には『刑事コロンボ』をはじめとした刑事ドラマもヒットしている。
今回 1位となった『メンタリスト』も、その系譜を継ぐ一連の作品の一つ。犯罪コンサルタントとして活躍する主人公が、優れた観察力と行動心理学を用いた特殊なテクニックで犯人を追い詰めていく。
また、90年代に入り衛星放送やケーブルテレビの普及による多チャンネル化が進み、海外ドラマのコンテンツも多様化してきた。
恋愛コメディ『フレンズ』のようにわかりやすいドラマから、デヴィッド・リンチによる『ツイン・ピークス』などコアなファンをうならせる作品も登場している。
2000年以降は、主人公がテロリストと戦う『24 -TWENTY FOUR- 』や、SFにミステリーの要素を含んだ『LOST』などが、長期にわたり人気を継続してきた。
第2位の『NCIS ネイビー犯罪捜査班』は、2003年にファーストシーズンが開始され、昨年 2016年には14シーズン目を迎えている。
2000年代以前のドラマと違い、近年の作品は主人公を中心としたストーリーのほかに、周囲の登場人物同士が活躍する姿を描くのが特徴。エピソードが続く中で、脇役が別のドラマで主人公を務めるスピンオフ作品も数多く生まれている。(記事:桐生忠彦・記事一覧を見る)
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