スバル、新型「XV」の先行予約を9日から開始

2017年3月8日 21:39

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新型「SUBARU XV」2.0i-S EyeSight(プロトタイプ)(富士重工業の発表資料より)

新型「SUBARU XV」2.0i-S EyeSight(プロトタイプ)(富士重工業の発表資料より) [写真拡大]

  • 新型「SUBARU XV」2.0i-S EyeSight(プロトタイプ)

 富士重工業(スバル)は8日、今春発表予定の新型「SUBARU XV(スバル XV)」の先行予約を9日より開始すると発表した。

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 「XV」は、2012年に発売されたクロスオーバーSUV。初のフルモデルチェンジとなる新型「XV」は、「Fun Adventure」をコンセプトに、都会的で洗練されたデザインとスバルらしいSUVとしての走破性、世界トップクラスの安全性能を兼ね備えたクロスオーバーSUVへと進化させた。

 スバル共通のデザインフィロソフィー『DYNAMIC×SOLID』を全面採用し、広い視界と取り回しの良さ、乗り降りしやすい実用性を備えた都会的でクールな「スポカジスタイル」を実現している。

 フロントグリルは、安定感を表現するヘキサゴンモチーフを基本に、XVユニークのグラフィックとバンパーのテクスチャーと連動させた幾何学テクスチャーを施し、「Fun Adventure」 を体現。スバル車の共通モチーフであるポジションランプは、グリルの横バーと連続性を持たせ、BOXERエンジンのピストンのイメージを表現。さらにランプ全体を薄型でシャープな造形とする事でスポーティさを表現した。

 インテリアは、ブラックとグレーを基調として質感を高め、各所にはオレンジステッチをアクセントとして加えることで、XVらしい遊び心やアクティブ感を表現。抑揚を持たせた大胆な造形とすることで、「機能性に裏付けられたスバルらしいデザイン」を感じさせる仕様とした。インパネにはオレンジステッチを施し、質感を高めつつ遊び心を織り交ぜている。

 ボディカラーには、街に映える洗練された印象を与える「クールグレー・カーキ」とアクティブな印象を際立たせる「サンシャイン・オレンジ」を新たに採用した。

 走行性能では、次世代プラットフォーム「SUBARU GLOBAL PLATFORM」を採用し、高い操舵応答性と操縦安定性を実現。背の高いSUV特有のロールを少なくし、危険回避性能も大幅に向上した。200mmの最低地上高を兼ね備えており、本格SUV並みの悪路走破性も実現した。

 また、あらゆる走行状況においてAWDのメリットを最大限に引き出すことができる「アクティブトルクスプリットAWD」を全車に標準装備。リアルタイム制御により、4つのタイヤに最適なトルクを配分し、優れた悪路走破性を発揮。さらにAWD制御システム「X-MODE」を「XV」として初採用。エンジン・トランスミッション・AWD・VDCを統合制御し、4輪の駆動力やブレーキなどを適切にコントロールすることで、悪路や滑りやすい路面、下り坂も安心して走行可能だ。

 パワートレインでは、2.0リッターエンジンを直噴化すると共に、新たに1.6リッターエンジンを採用。心地の良い加速性能と環境性能を両立した。「2.0リッター直噴NAエンジン」は、燃料システムの直噴化をはじめ、約80%の部品の設計を見直すことで、優れた燃費と実用域トルクの向上を実現。新採用の「1.6リッターNA エンジン」は、高い静粛性と操縦安定性、優れた燃費を実現している。

 安全装備では、歩行者保護エアバッグと先進運転支援システム「アイサイト(ver.3)」を全車に標準装備。車線中央維持機能の新採用やACC(全車速追従機能付クルーズコントロール)の進化などにより安全性能を更に向上。また新プラットフォーム採用により危険回避性能を向上すると共に、衝撃エネルギー吸収量を現行車比1.4倍にするなど、衝突安全性能を飛躍的に高め、乗員・乗客はもとより、歩行者など周囲の人々も含めた安全性能を一層強化した。

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