【注目銘柄】ゲンキーは17年2月の既存店売上104.2%で2カ月連続のプラス

2017年2月24日 16:45

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 ゲンキー<2772>(東1)に注目したい。福井を地盤として石川・岐阜・愛知に展開するドラッグストアチェーンである。2月23日発表した17年2月度の既存店売上は104.2%と好調だった。株価は既存店売上の好調を評価して上値を試す展開が期待される。

 17年2月度の月次営業速報によると、全店売上は115.9%、既存店売上は104.2%となった。既存店売上は2カ月連続の前年比プラスと好調だった。なお16年7月~17年2月累計では全店売上114.4%、既存店売上102.7%となった。

 17年6月期第2四半期累計(7~12月)連結業績は前年同期比14.5%増収、66.9%営業増益、60.7%経常増益、68.6%最終増益だった。秋以降の温暖な環境で季節商材が低調だったため売上高は計画を下回ったが、売上総利益率のコントロールや店舗作業標準化・単純化による販管費の抑制で各利益は計画超の大幅増益だった。

 通期連結業績予想(1月16日に利益を増額修正)は売上高が前期比17.0%増の860億円、営業利益が同50.6%増の40億円、経常利益が同47.4%増の42億50百万円、純利益が同48.8%増の28億30百万円としている。既存店の好調や新規出店効果で、通期ベースでも好業績が期待される。

 株価は1月20日の戻り高値6840円から一旦反落したが、大きく下押すことなく6000円近辺から切り返す動きだ。そして2月23日には6790円まで上伸して1月20日の戻り高値に接近している。自律調整が一巡し、既存店売上の好調を評価して上値を試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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