EU、欧州におけるSteamの地域制限について調査を開始

2017年2月6日 17:10

印刷

記事提供元:スラド

taraiok曰く、 ゲーム配信サービスSteamでは、特定の国や地域のみを対象にコンテンツを配信したり、国や地域ごとに異なる価格を設定することが可能になっているが、欧州委員会がこれに対し反競争的では無いかとの疑いをかけている(BetaNewsSlashdotgameindustry.bizEUの発表)。

 問題となっているのは、特定のEU加盟国に対しゲームの購入を制限できる点。Steamではユーザーの居住地によって購入できるコンテンツや価格が異なっており、ユーザーの所在地とは異なる国・地域でのコンテンツ購入を規約で禁止している。これがEU競争法に反している可能性があり、Steamを運営するValveのほかバンダイナムコおよびカプコン、Focus Home Interactive、Koch Media、ZeniMaxの6社が調査対象となっているとのこと。

 また、欧州委員会はゲーム以外にも家電製品およびホテル宿泊分野においてもEU競争法違反の疑いがあるとし、家電製品についてはASUS、Denon & Marantz、Philips、パイオニアの4社に対して調査を行っているとのこと(日経新聞)。

 スラドのコメントを読む | ビジネス | EU | ゲーム

 関連ストーリー:
ベネズエラの通貨暴落の影響で、一時Windows 10が3.5ドルで購入できる状態に 2016年12月26日
2016年にSteamでリリースされたゲームは4000本以上 2016年12月08日
ワシントン賭博委員会、Steamを利用した賭博行為についてValveに警告 2016年10月12日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事