第2回囲碁電王戦、DeepZenGoが趙治勲名誉名人と対決へ

2016年11月11日 09:51

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記事提供元:スラド

insiderman 曰く、 ドワンゴが第2回囲碁電王戦の詳細を発表、趙治勲名誉名人と囲碁ソフトウェア「DeepZenGo」が対局することを発表した(朝日新聞ITmedia)。

 趙治勲名誉名人は「歴代最多タイトル獲得、大三冠達成(史上初)、グランドスラム達成(史上初)、本因坊位10連覇・獲得数歴代1位、名人位歴代1位、棋聖位歴代1位タイ」という成績を残してきた大物棋士。ここ最近はタイトルこそないものの、2011年・2014年・2015年に囲碁マスターズカップで優勝するなどの結果を残している。

 プロ棋士と戦った囲碁ソフトウェアとしてはGoogle傘下のDeepMindによる「AlphaGo」が有名。AlphaGoはイ・セドル九段に4勝1敗で勝ち越したことが話題になったが、現在のDeppZenGoは「elo Rating」によるレーティングで昨年末時点のAlphaGoのレートとほぼ並んでいるという。また、使用されるマシンは44コア/88スレッド(2.20GHz)のXeon E5-2699v4(2ソケット)で、GPUにはNVIDIAのTITAN Xを4基搭載。メモリは128GMで、AlphaGoとほぼ同等のスペックだという。

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