過労自殺した電通女性新入社員が労災認定される

2016年10月11日 21:33

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 やや旧聞となるが、三田労働基準監督署は、電通に勤務していて自殺した入社1年目の女性新入社員(当時24)について、労災認定したそうだ(朝日新聞)。

 この社員は、東大を卒業して電通に入社、ネット広告担当部署で広告データの分析や報告書を作っていた。ところが試用期間が終了後、部署の人数が14人から6人に大幅に減ったにも関わらず、担当企業も増えた。月100時間を超える時間外労働や、上司や先輩からの注意の末、SNSで「死にたい」といったメッセージを出すなど精神障害に陥り、過労自殺したと認定された。

 電通は、1991年に入社2年目の男性社員が長時間労働が原因で自殺し、遺族が起こした裁判で会社側の責任を認定され、過労自殺で会社の責任を認定する司法判断の流れを作った事で知られる。

 ネットではこの事が話題となっているが、皆様はどう思われるだろうか。過労状態に陥った経験のある方はいるだろうか。

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