スズキ、新型スーパースポーツ「GSX-R1000」など5車種を発表

2016年10月5日 17:18

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スズキが二輪車の国際見本市「インターモト」で発表した新型「GSX-R1000」(写真提供:スズキ)

スズキが二輪車の国際見本市「インターモト」で発表した新型「GSX-R1000」(写真提供:スズキ)[写真拡大]

  • スズキが二輪車の国際見本市「インターモト」で発表した新型「GSX-R1000R」(写真提供:スズキ)
  • スズキが二輪車の国際見本市「インターモト」で発表した新型「GSX-R125」(写真提供:スズキ)
  • スズキが二輪車の国際見本市「インターモト」で発表した新型「GSX-S750」(写真提供:スズキ)
  • スズキが二輪車の国際見本市「インターモト」で発表した新型「V-Strom1000」(写真提供:スズキ)
  • スズキが二輪車の国際見本市「インターモト」で発表した新型「V-Strom1000XT」(写真提供:スズキ)
  • スズキが二輪車の国際見本市「インターモト」で発表した新型「V-Strom650」(写真提供:スズキ)
  • スズキが二輪車の国際見本市「インターモト」で発表した新型「V-Strom650XT」(写真提供:スズキ)

 スズキは4日、同日開幕した二輪車の国際見本市「インターモト」(開催地:ドイツ・ケルン)で、新型「GSX-R1000」「GSX-R1000R」など、欧州、北米を中心とする海外市場向けの2017年新型モデル5車種を発表した。

 同社によると、新型「GSX-R1000」と上級仕様車「GSX-R1000R」は、スズキを代表するスーパースポーツバイク「GSX-R1000」の6代目、8年ぶりの全面改良モデルとして、MotoGPで培われた技術を採用することでさらに進化させたモデル。「GSX-Rシリーズ」の特長である、エンジンと車体が調和した「走る・曲がる・止まる」の基本設計を徹底的に見直し、高次元でバランスさせたという。

 新開発の999.8cm3直列4気筒エンジンは、MotoGPで開発された技術を取り入れた新機構「ブロードパワーシステム」を採用。「ブロードパワーシステム」は、(1)吸気VVT、(2)電子スロットル(スズキ二輪車初)、(3)バルブ動弁装置、(4)排気圧調整バルブの4つの機構の総称で、高回転域での出力向上と低中速域での出力を両立する技術である。

 「GSX-R1000R」は、エンジン回転数とトルクを制御し、前輪が浮くのを抑制することで、より効率的なスタートを支援するローンチコントロールシステムをスズキの競技車両以外の市販車で初めて採用する。また、より機敏でスムーズな変速が可能となるクイックシフトシステムもスズキ二輪車で初めて採用する。

 「GSX-R1000」「GSX-R1000R」のほかには、シリーズ最小排気量の新型モデルとなる「GSX-R125」、ストリートスポーツバイクのシリーズ第2弾となる「GSX-S750」、アドベンチャーバイクの新型「V-Strom(ブイストローム)1000」、「V-Strom1000XT」、新型「V-Strom650」、「V-Strom650XT」を発表した。

 同社はこれら5車種のほかに、11月にイタリア・ミラノで開催される二輪車ショー「EICMA2016(ミラノショー)」で新型モデル4車種を発表し、合計9つの新型モデルを2017年に投入する予定という。

 同日開催された記者発表会で、鈴木俊宏社長は「初めて二輪車に乗られるお客様から経験の豊富なライダーまでが楽しんで頂けるラインアップとするため、今後もお客様の期待を超える独創的な商品を積極的に投入していく」と述べた。

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