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ESAの地球観測衛星にミリサイズのペースデブリが激突、太陽光パネルに約40cmの穴を空ける
記事提供元:スラド
taraiok曰く、 欧州宇宙機関(ESA)のエンジニアは8月31日、地球観測衛星「Sentinel-1A」の太陽電池パネルに穴が空いたと発表した(abcNews、ESA、再現動画、Slashdot)。
8月23日にSentinel-1Aは突然5%ほどの電力低減が発生したという。ESAが原因を究明した結果、衛星搭載のカメラによる太陽電池パネルに約40cmの穴が空いているのを確認できたとし、パネル部分にミリメートルサイズのスペースデブリが激突したと見られている。
このデブリは1g以下の重量だが、科学者たちの計算によれば最大で時速4万kmの速度で激突したとみられている。デブリを観測するシステムはあるものの、地上からでは5cm前後以上のサイズのデブリしか確認できないため、地上から衛星を操作して回避することは困難だという。
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