131億光年彼方の銀河に酸素が発見される

2016年6月18日 19:38

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 国立天文台などの研究チームがアルマ望遠鏡を使った観測により、電離した酸素を地球から131億光年の距離にある銀河SXDF-NB1006-2で発見した。これは、これまでで最も遠く(最も古い)で見つかった酸素だという(国立天文台のプレスリリース)。

SXDF-NB1006-2は国立天文台すばる望遠鏡で2012年に発見された銀河で、当時発見されていた中では最も遠い銀河だった。131億光年の距離ということは、今回観測されたのは宇宙が誕生して7億年ごろに発せられた光となる。

宇宙誕生後数億年が経過すると天体が形成され、ビッグバン当初の電離状態を脱して生まれた原子(ほとんどが水素とヘリウム)が天体の発する光によってて再び電離されていった。この宇宙誕生からおよそ10億年ごろまで続く現象は「宇宙再電離」と呼ばれる。今回発見された酸素も電離されており、大量の巨大星から出る紫外線が原子を電離させたと考えられている。

具体的にどんな天体が宇宙再電離を引き起こしたのかは研究者の間でも議論がわかれているそうで、今回の発見は、大量の星を含む原始的な銀河が電離源であるという考えを裏付けるものといえそうだ。

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※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

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