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プロセッサの表面を削って固有IDを読み取ればiPhoneのロックは解除できるという話
headless 曰く、 先日、ジョン・マカフィー氏がRTのインタビューに対し、iPhoneのメモリー内に保存されているパスコードの場所を30分程度で特定できると答え、iPhoneについて何も知らないのではないかと批判された。これに対してマカフィー氏は、FBIがやろうとしていることについて、知識のない人の注目を集めるために作った話で、実際の方法はまた別にあると主張している(Daily Dot、インタビュー音声、Inverse)。
マカフィー氏はFBIが求めているのが1台のiPhoneのロック解除ではなく、どのiPhoneでもロック解除できるマスターキーだと主張。このことを視聴者に知らせるためにわかりやすい作り話をしたが、自分がiPhoneのロックを解除できるというのは嘘ではないと述べている。
なぜかマカフィー氏はDaily Dotの電話インタビューに対して本当の解除法を話したがらず、公表しないなら話してもいいと条件を出したが、インタビュアーが拒否。しかし、マカフィー氏はオフレコと誤解したようで、結局すべて話してしまった。
マカフィー氏が秘密にしたかった解除方法は、A6チップを開いて表面をレーザーで削っていき、UIDの焼き付けられた部分を露出させてUIDを読み取るというもの。UIDはパスコードと合わせて暗号化に使われているもので、UIDがわかればスーパーコンピューターなどを使用して総当たりでパスコードを試すことが可能となる。
この方法が事実かどうかは調べればわかることだとマカフィー氏も話している通り、2月にエドワード・スノーデン氏が説明していた内容だ。ただし、作業には特殊な機器が必要となり、失敗すればiPhoneのデータは読めなくなってしまう。なお、A7チップ以降ではUIDがSecure Enclaveに焼き付けられている(PDF)が、A6までのチップではあまりはっきりした情報がないようだ。
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※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
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