東燃ゼネラル石油、オーストラリアの港湾サービス大手と石油事業で合弁

2015年8月11日 13:07

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 東燃ゼネラル石油は11日、オーストラリアの港湾サービス・物流業大手キューブ・ホールディングス(Qube Holdings Limited)と折半出資による合弁会社を設立したと発表した。合弁会社は2017年央から年末にニューサウスウェールズ州のポートケンブラに最大容量23万klの石油製品貯蔵設備を建設する予定。

 ポートケンブラはシドニーの南西約90kmに位置し、その地の利からニューサウスウェールズ州一帯にコスト競争力のあるサプライチェーンを確立することができると期待しているという。

 また、合弁会社は建設予定の石油製品貯蔵設備から石油製品を販売・供給する事業も検討しており、その第一段階として、石油製品の販売・供給会社であるオーストラリアのペトロナショナル(Petro National Pty Limited)を買収する。

 新石油製品貯蔵設備の建設とペトロナショナル社取得のために必要な合弁会社による投資額は、2016年から2017年にかけて約1億5,000万豪ドル(約137億円)になると見込んでいる。

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