楽天、バーチャル試着サービスの英Fits.meを買収

2015年7月13日 18:09

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楽天は、バーチャル試着サービスを提供する英フィッツ・ミー・ホールディングスを完全子会社化したと発表した。写真は、フィッツ・ミーのバーチャル試着サービスを導入しているヒューゴ・ボスのオンライン店舗。

楽天は、バーチャル試着サービスを提供する英フィッツ・ミー・ホールディングスを完全子会社化したと発表した。写真は、フィッツ・ミーのバーチャル試着サービスを導入しているヒューゴ・ボスのオンライン店舗。[写真拡大]

 楽天は13日、バーチャル試着サービスを提供する英フィッツ・ミー・ホールディングス(Fits.me Holdings)の発行済み全株式を取得し、完全子会社化したと発表した。楽天は、この買収によって、Eコマースとマーケティング支援のサービスを拡充できるとしている。

 楽天によると、フィッツ社は、アパレルを中心とする小売業者を対象に、オンラインでの「バーチャル・フィッティングルーム(試着室)」を可能するSaaS型サービスを提供している。

 小売業者は、フィッツ社の「バーチャル・フィッティングルーム」を自社のオンラインストアに導入することで、ユーザーに実際の店舗で試着をするようなバーチャル体験を提供できるようになる。

 ユーザーは、自分の体形やサイズを入力することで、気になる商品を試着した際のイメージ画像を見たり、画面上で様々なサイズの商品を着せ替えたりして、購入前にどの服が自分に合うのかを確認することができる。これによって、小売業者にとっても、配送後の返品数を減少させることが期待できる。

 楽天の三木谷浩史会長兼社長は、「Fits.me社は、オンライン・ショッピングの楽しさと便利さを象徴するようなサービスを提供しており、成長を続ける当社のECサービスをさらに補完する存在になると期待している」とコメントしている。

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