出遅れ感のあるインバウンド関連辺りが狙い目に/ランチタイムコメント

2015年6月5日 12:06

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記事提供元:フィスコ


*12:06JST 出遅れ感のあるインバウンド関連辺りが狙い目に
 日経平均は反落。89.24円安の20398.95円(出来高概算12億5000万株)で前場の取引を終えた。世界的な長期金利の上昇に加え、ギリシャ債務問題への根強い懸念から欧米市場が下落しており、これが重荷となっている。寄り付き時点で20400円を下回った日経平均は、その後下げ幅を縮める局面もみられたが、狭いレンジでのこう着が続いた。
 東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が過半数を占めている。規模別指数では大型、中型、小型株指数がいずれも下げており、中でも大型株指数の弱さが目立つ。セクターでは、陸運、食料品、小売、空運がしっかり。半面、保険、その他金融、海運、銀行、証券など、昨日上昇が目立っていたセクターが総じて軟調。
 日経平均は20400円を挟んでのこう着であり、日中値幅は60円程度にとどまっている。後場は日銀のETF買入れが期待されるが、ギリシャ債務返済期日や米雇用統計を控えていることもあり、戻りの鈍さが意識されそうである。また、昨日強い動きをみせていた保険セクターなどが利食いに押されるなど、日替わり的な循環物色によって手掛けづらさもある。
 その為、指数はこう着の中、個人主体による材料株での短期的な値幅取りが中心であろう。韓国のMERS感染拡大を背景に、訪日旅行客がより増えるとの見方もあり、インバウンド関連の一角が動意付いている。足元で調整が続き、出遅れ感のあるインバウンド関連辺りが狙い目になりそうだ。(村瀬智一)《FA》

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