シャープ、8K表示能力を持つ4K液晶テレビ「AQUOS 4K NEXT」を発売

　シャープは21日、AQUOS史上最高画質の4K液晶テレビ「AQUOS 4K NEXT」を7月10日に発売すると発表した。画面サイズは80インチ・画素数は3,840×2,160。価格はオープンプライス。

　新製品は、「赤・緑・青・黄」色を組み合わせた独自の画素構造により8K解像度表示能力を持つ「4原色技術」を用いた4K液晶パネルと、8Kの情報量を画像処理する世界初の「超解像・8Kアップコンバート」回路を搭載していることが最大の特徴である。

　「4原色技術」が用いられた液晶パネルは、新開発のテレビエンジン「Xクロス8-Master Engine PRO」に搭載された「超解像・8Kアップコンバート」回路で生成する8K映像の情報を元に、細部まで美しい映像を再現する。さらに、新たな蛍光体を採用したLEDバックライトシステムと色復元回路による「高演色リッチカラーテクノロジー」との相乗効果で、同社の従来機比で約1.4倍の色再現範囲を実現している。

　また、映像の中の光源や光源を受けて反射する「輝き」部分を検出し、復元する独自アルゴリズムにより、液晶の開口とバックライトのエリアごとの輝度を同時に制御し、明暗の表現力を高める「メガコントラスト」ダイナミックレンジ拡張技術を搭載。高精細で豊かな色域、高いコントラスト性能、低反射「N-Blackパネル」などの同社独自の高画質技術で臨場感豊かな映像を楽しめる。

　音質面では、大画面映像の臨場感を高める3ウェイ6スピーカーを搭載し、65Wの音声実用最大出力を実現している。なお、消費電力、サイズ、重量などは現時点で未定となっている。（記事：阪木朱玲・記事一覧を見る）