概況からBRICsを知ろう~ロシア株式市場は続落、ルーブル安がロシア株の売り圧力に

2015年3月11日 10:05

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記事提供元:フィスコ


*10:05JST 概況からBRICsを知ろう~ロシア株式市場は続落、ルーブル安がロシア株の売り圧力に
【ブラジル】ボベスパ指数 48293.40 -1.80%
10日のブラジル株式市場は5営業日続落。主要指標のボベスパ指数は前日比887.61ポイント安(-1.80%)の48293.40で取引を終えた。49177.14から48292.94まで下落した。指数構成銘柄での値上がりは18、値下がりは47、変わらず3であった。

この日発表の中国の2月生産者物価指数が落ち込んだことで、景気減速による内需不振から資源需要が後退するとの懸念が強まり、ブラジル株を圧迫したとの見方。また、米連邦準備理事会(FRB)の早期利上げ観測が強まる状況に、新興国市場への投資意欲後退の思惑も、売り圧力になった。

【ロシア】MICEX指数 1665.38 -3.65%
10日のロシア株式市場は続落。主要指標のMICEX指数は前日比63.17ポイント安(-3.65%)の1665.38で取引を終了した。1719.78から1663.89まで下落した。指数構成銘柄での値上がりは6、値下がりは44であった。

ブレント原油先物が56ドル台まで下落したことや(前日58ドル台)、ルーブル安が(対米ドルで62台まで下落)、ロシア株の売り圧力になった。また、前日、オバマ米大統領と欧州連合(EU)のトゥスク大統領がウクライナ情勢をめぐり会談。ロシアに停戦合意を完全に順守させるため、結束して制裁を維持していく方針を確認したことも、相場の重しとなった。

【インド】S&PムンバイSENSEX指数 28709.87(-0.47%)
10日のインドSENSEX指数は続落。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比134.91ポイント安(-0.47%)の28709.87、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同44.70ポイント安(-0.51%)の8712.05で取引を終えた。

前半は前日の終値近辺でもみ合ったが、後半にマイナス圏に転落した。資源や不動産関連の下落が指数の足かせに。NY原油先物が10日に大幅反落したことが石油・ガス関連の売り手掛かりとなった。また、米国の早期利上げ観測が広がっていることや通貨ルピー安の進行なども、インドからの資金引き揚げ懸念を強めた。ほかに、1月の鉱工業生産などが週後半に発表されるため、慎重ムードも強い。

【中国本土】上海総合指数 3286.07(-0.49%)
10日の上海総合指数は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比16.34ポイント安(-0.49%)の3286.07ポイントと反落した。

中国景気の先行き不安が重し。寄り付き直後に公表された2月の物価統計は、生産者物価指数(PPI)が前年同月比マイナス4.8%(予想はマイナス4.3%)、消費者物価指数(CPI)が同プラス1.4%(予想はプラス1.0%)とまちまちの結果だったが、PPIが予想以上に低下したことで、企業活動の低迷が意識されている。IPO加速による需給悪化の懸念も続いた。もっとも、下値は固い。国会に当たる全国人民代表大会(全人代)が開催中(15日に閉幕)のため、これから各種の景気テコ入れ方針が打ち出されるとの期待が根強いためだ。《FA》

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