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概況からBRICsを知ろう~インドSENSEX指数は大幅続落、前日の欧米株の大幅下落を受け売りが先行
*09:57JST 概況からBRICsを知ろう~インドSENSEX指数は大幅続落、前日の欧米株の大幅下落を受け売りが先行
【ブラジル】ボベスパ指数 48000.92 +1.02%
6日のブラジル株式市場は反発。主要指標のボベスパ指数は前日比484.10ポイント高(+1.02%)の48000.92で取引を終えた。48061.28まで上昇した後、いったん47337.71まで下落したが、引けにかけて48000台に戻した。指数構成銘柄での値上がりは45、値下がりは24、変わらず1であった。
一部個別株の上昇が指数の上昇につながったとの見方。鉄鋼大手のゲルダウ(GGBR4)が、鋼材の値上げ観測から上昇。鉱山大手のヴァーレ(VALE3)は、鉄鉱石相場の上昇で株高となり、電力大手のエレトロパウロ(ELPL4)も、電気料金の引き上げ認可が好感され上昇した。また、ルセフ第2次政権が発足し、レビ財務相への期待も加味されたとみられる。
【ロシア】MICEX指数 1480.73 +3.14%
6日のロシア株式市場は続伸。主要指標のMICEX指数は前日比45.07ポイント高(+3.14%)の1480.73で取引を終了した。1430.69から一時1481.30まで上昇した。
ブレント原油先物価格が51ドル台まで下落しており(その後51ドル割れ)、原油安を背景に通貨ルーブル売りが継続。格付け会社フィッチによるロシアの格付け評価公表を9日に控え、格下げの可能性への思惑もルーブル売り圧力になっているもよう。しかし、そのルーブル安で輸出企業が株高となり、MICEX指数が上げるパターンが続いているとみられる。
【インド】S&PムンバイSENSEX指数 26987.46 (-3.07%)
6日のインドSENSEX指数は大幅続落。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比854.86ポイント安(-3.07%)の26987.46、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同251.05ポイント安(-3.00%)の8127.35で取引を終えた。
終始マイナス圏で推移し、終盤に下げ幅を一段と拡大させた。前日の欧米株の大幅下落を受け、両市場とも売りが先行。また、原油価格の大幅下落も資源関連の売り手がかりとなった。ほかに、ロシア通貨ルーブルが米ドルに対して大幅に下落したことが、新興国からの資金引き揚げ懸念を強めた。
【中国本土】上海総合指数 3351.45 +0.03%
6日の上海総合指数は小動き。主要指標の上海総合指数は、前日比0.93ポイント高(+0.03%)の3351.45ポイントと小幅ながら3日続伸した。
方向感を欠く展開。高値警戒感と政策期待のはざ間で、株価は一進一退し、荒い値動きだった。年末から年始にかけて公表された中国の経済指標が総じて弱かったため、「景気の下支えに向けた追加のテコ入れ策が打ち出される」との期待が相場を下支えしている。《FA》
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