三菱重工、アメリカ・タンパ国際空港の新交通システム建設工事を受注

　三菱重工業は7日、住友商事の協力で、アメリカ・フロリダ州にあるタンパ国際空港の新交通システムの建設工事を受注したと発表した。納入完了は2017年の予定。

　この工事は、ヒルズボロ郡空港公団(Hillsborough County Aviation Authority)から、同社の現地法人である米国三菱重工業(Mitsubishi Heavy Industries America, Inc.)を通じて受注したという。同社は施設間を結ぶ約2.3kmの新交通システム路線の建設と車両12両の製造を行う。また、営業運転開始から5年間の運行、保守も同時に受注し、同社および米国三菱重工業と住友商事が共同で出資するフロリダ州マイアミに本社を置く企業「Crystal Mover Services, Inc.」と共同で行うとしている。

　同社がアメリカで新交通システムを受注するのはこれが8例目。この受注により、フロリダ州の主要空港すべてに同社の新交通システムが導入されることになるという。