アリババは7~9月期に15%増益、株価は上場来高値を更新

2014年11月5日 10:11

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記事提供元:フィスコ


*10:11JST アリババは7~9月期に15%増益、株価は上場来高値を更新
中国の阿里巴巴集団(アリババ・グループ)が4日発表した7-9月期決算は、純利益が
前年同期比15.4%増の68億1000万人民元(のれん代やストックオプションなどの特別
費用を除く)と予想を上回る好結果だった。米国市場上場後にアリババが決算を発表
するのは初めて。好決算を受けて、昨日(4日)の株価は一時106.36米ドルまで上昇
し、上場来高値を更新した(終値は前日比4.2%高の106.07米ドル)。
7-9月期の取引総額は5556億人民元(約10兆3340億円)。この数字は、傘下Eコ
マースサイト(淘宝、天猫)のわずか5日間の取引額(308億5000万人民元)だけで、
香港の9月・小売売上高(297億人民元)全体を超えたことを意味す
る。
大きな収益源として成長しているのはモバイルネット。期内の売上高は全体で
53.7%増の168億2900万人民元に伸びている。うちモバイルネットが1020%増と急成
長した。また、モバイルネットの商品取引額は1990億人民元で、全体に占める比率は
35.8%と過去最高を記録している。
一方、アリババのアクティブユーザーは3億700万人。このうち、モバイル版淘宝
の1カ月当たり同ユーザーは前四半期に比べて3700万人も増加した。この増加分につ
いて蔡崇信・副主席は、「米テキサス州の人口よりも多い」と語っている。
蔡副主席はまた、モバイルネットの成長要因を分析し、「ユーザーの購買意欲が
強く、取引の確率が比較的高いため、売り手がより多くの販売費を投じる傾向があ
る」と指摘。「取引額の約3分の1がモバイルのプラットホームによるというのは、中
国ネット株のなかでも極めて珍しい」と、自社モバイル業務の強みを改めて強調し
た。
アリババの創業者兼会長は、中国浙江省の杭州市出身の馬雲(ジャック・マー)
氏。1964年10月15日生まれ。1988年、杭州師範学院(現杭州師範大学)の英語科を卒
業した。1995年、アメリカで普及していたインターネットに着目。ビジネス情報発信
サイトを中国で初めて立ち上げた。
1999年に設立されたアリババは、2003年に消費者向け電子商取引サイト「淘宝網
(Taobao.com)」を開設して急成長する。2014年6月末までの1年間の「淘宝網」と個人
向けマーケット・プレースの「天猫T-Mall」及びグループ購入サイトの3つのサイト
の取引総額は1兆8330億人民元。世界最大規模に成長した。《ZN》

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