関連記事
概況からBRICsを知ろう~ロシア株式市場は3日ぶりに反発、小売大手マグニトの株高も下支えに
*09:59JST 概況からBRICsを知ろう~ロシア株式市場は3日ぶりに反発、小売大手マグニトの株高も下支えに
【ブラジル】ボベスパ指数 57267.53 +0.37%
9日のブラジル株式市場は反発。主要指標のボベスパ指数は前日比209.05ポイント高(+0.37%)の57267.53で取引を終えた。57076.88から58246.08まで上昇した後は、もみ合う状態になった。指数構成銘柄での値上がりは27、値下がりは42、変わらず1であった。
ウェブサイト誌Epocaが8日に発表した大統領選の決選投票に関する支持率調査では、ネベス候補が49%、ルセフ大統領が41%となった。それを受けて、現地9日夜に発表されるDatafolaとIBOPEの支持率調査への期待が高まり、買いが先行したもよう。ただ、米国株価指数が大幅安となったことで、上昇幅が限られるかたちになった。
【ロシア】MICEX指数 1384.33 +0.33%
9日のロシア株式市場は3日ぶりに反発。主要指標のMICEX指数は前日比4.57ポイント高(+0.33%)の1384.33で取引を終了した。1379.76から1405.36での推移となった。指数構成銘柄での値上がりは25、値下がりは23、変わらず2であった。
前日公表の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録(9月16-17日開催分)で、利上げを急がない姿勢が示されたことが、買いにつながった。また、小売大手のマグニト(MGNT)が、1-9月の収益を大幅に伸ばし、株高となったことも、MICEX指数のけん引、下支えの一因との見方。一方、金融大手のJSFCシステマ(AFKS)が、検察による請求拡大の表明で大幅に下落。北海ブレント価格も下落が続き、株の上昇抑制要因となった。
【インド】26637.28 +1.49%
9日のインドSENSEX指数は4営業日ぶり反発。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比1.49%(390.49ポイント)高の26637.28、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同1.50%(117.85ポイント)高の7960.55で取引を終えた。終始プラス圏で推移し、後半に上げ幅を一段と拡大させた。最近の下落で値ごろ感が強まっているほか、前日の米株高が支援材料。また、世界銀行に続き、国際通貨基金(IMF)もインドの成長見通しを上方修正したことが好感された。
【中国本土】上海総合指数 2389.37 +0.28%
9日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比6.58ポイント(0.28%)高の2389.37ポイントと小幅ながら8日続伸した。年初来高値を連日で更新し、約1年8カ月ぶりの高値水準に達している。政策期待が支え。今月20-23日に開催される共産党第18期中央委員会第4回全体会議(四中全会)に先駆けて、李克強首相は8日、年内に水利・環境保護、情報通信網などの大型プロジェクトを再度打ち出すと予告したことなどが追い風だ。ただ、上値は重い。上海総合指数が連日で年初来高値を更新するなど、短期的な過熱感が強まり、指数はマイナス圏で推移する場面があった。《FA》
スポンサードリンク

