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【木村隆のマーケット&銘柄観察】アイシン精機はATを手掛ける「アイシンAW」が収益を牽引
アイシン精機 <7259> の出直りを先取りしたい。2015年3月期の上期の営業利益計画について会社側は、650億円→770億円(前年同期比11%減)に上方修正した。足元は会社想定を上回る進捗を示しており、主要取引先であるトヨタ <7203> の国内自動車生産が当初想定を上回る見通しになったため。ただ、通期計画に関しては、下期の自動車生産の動向などを見極めたいとして、期初計画を変更しなかった。
国内自動車生産の頭打ちを想定するが、トヨタ以外へ拡販が先行していた乗用車用オートマチックトランスミッション(AT)に加え、海外拠点の拡充によりドアロックやブレーキ製品など多種多様な製品の拡販が進む見通し。
乗用車用ATを手がけるアイシンAWが、全体業績を牽引する。中国での2つの生産会社立ち上げで先行費用が膨らんでいたが、2016年3月期以降は本格生産の開始から利益面でプラスに働くと考えられる。中国の生産子会社は、2013年9月から蘇州市に24万台/年の生産能力で立ち上がったほか、2014年から天津市に40万台/年の生産能力で立ち上がる予定。また、中期的にみても、トヨタ向けに手がけているハイブリッド車用トランスミッションの販売拡大が期待できる。
同社は、「アイシングループビジョン2020」を策定し、「かけがえのないグローバルパートナー」として呼ばれる企業を目指している。その中で、基盤構築のため2014年3月期までは先行費用が負担となっていたが、これからは利益の果実を受け取るタイミングを迎える。
今3月期は会社側見通しの営業利益1720億円を大きく上回る1910億円(前期1711億円)への増額修正が有力だ。(木村隆:日本証券新聞取締役編集局長を経て株式評論家)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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