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電通、南アフリカの広告会社の株式60%を取得
電通は15日、海外本社「電通イージス・ネットワーク」が、南アフリカの広告会社クリムゾン・ルーム(Crimson Room Communications Proprietary Limited)の株式60%を取得することで合意したと発表した。
同社によると、クリムゾン・ルームはエクスペリエンシャル・マーケティングを手掛ており、来店や購買に結び付ける各種ソリューション施策が、顧客から高い評価を得ているという。2013年12月期の売上総利益は約1億8,000万円。
電通グループは南アフリカで、Carat(カラ)、Vizeum(ビジウム)、Isobar(アイソバー)、iProspect(アイプロスペクト)、Posterscope(ポスタースコープ)のブランド各社を通してマス、デジタル、OOH(屋外)などの広告コミュニケーション・サービスを提供している。今回の買収で、新たにエクスペリエンシャル・マーケティングやプロモーション、PR領域のサービスが加わり、グループとしてフルサービスを提供していくことが可能になるとしている。
同社は今後、クリムゾン・ルーム社をOOH広告を専門的に取り扱うPosterscopeに統合させた上で、同社グループが世界展開しているエクスペリエンシャル・マーケティングの専門ブランド「psLIVE(ピーエスライブ)」の南アフリカ拠点として機能させていく予定という。
エクスペリエンシャル・マーケティングは、商品やサービスを実際に体験できるイベントを通して、ブランドに対する消費者の認知度・好意度を高めていくマーケティング手法。好意的な口コミ(バズ)やソーシャルメディアでの拡散を促し、コミュニケーションの好循環を生み出す。
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