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前場に注目すべき3つのポイント~外部環境は悪化、MVNO関連に関心が向かうか
*08:21JST 前場に注目すべき3つのポイント~外部環境は悪化、MVNO関連に関心が向かうか
16日の前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■株式見通し:中小型株の底堅さを見極めたいところ
■外資系証券の注文動向:差し引き440万株の売り越し
■前場の注目材料:関西電力系のケイ・オプティコムが格安スマホサービスに参入、MVNO関連に関心
■中小型株の底堅さを見極めたいところ
☆日経225想定レンジ:上限14200円-下限14000円
16日の東京市場は神経質な相場展開になりそうだ。15日の米国市場は下落し、NYダウの下落幅は一時200ドルを超える局面をみせた。著名ヘッジファンドマネージャーが株式相場にやや慎重な見方を示したほか、5月住宅市場指数が市場予想に反して悪化したことを受け、利益確定の流れが強まったようである。シカゴ日経225先物清算値は大阪比190円安の14110円となり、日経平均は連日でギャップ・ダウンから始まることになりそうだ。
もっとも米国市場の調整については、これまでにも意識されていたことである。また、住宅関連指標の悪化については、イエレンFRB議長が先週の議会証言で住宅市場の弱含みに言及していた。ある程度は織り込まれていると考えられ、売り一巡後は底堅さが意識されそうだ。
また、ここにて中小型株などにも底堅さがみられてきている。KADOKAWA<9477>とドワンゴ<3715>の統合が娯楽関連として、アニメやSNSゲーム関連などへの物色に広がりをみせている。その他にもM&Aなどによる業界再編の動きなどもみられるなか、押し目拾いの動きが次第に強まる可能性はありそうだ。日経平均は不安定な値動きとなりそうだが、個人の投資マインドは改善してきている。
そのほか、決算発表がピークを通過した。過度に売り込まれている銘柄なども散見されており、やや中期的なスタンスでの押し目を狙うタイミングになろう。日経平均は14000円処が強い支持線として意識されている。売り仕掛け的な流れから、これを割り込む動きを警戒しておく必要はありそう。ただし、6月には政府の成長戦略の発表が控えていることもあり、追随売りは避けたいところだ。
■外資系証券の注文動向:差し引き440万株の売り越し
朝の外資系証券6社経由の注文状況は、売り1620万株、買い1180万株、差し引き440万株の売り越しとの観測。なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。
5月9日(金):190万株の買い越し
5月12日(月):270万株の売り越し
5月13日(火):940万株の買い越し
5月14日(水):1250万株の売り越し
5月15日(木):280万株の売り越し
■前場の注目材料
・首相、法人減税「骨太に明記」
・外部環境の悪化を受けて中小型株の底堅さを見極める展開
・関西電力系のケイ・オプティコムが格安スマホサービスに参入、MVNO関連に関心
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
08:30 閣議後、閣僚会見予定《KO》
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