NY金:反落で1293.6ドル、米雇用指標の改善を受けて売り優勢

2014年5月16日 07:01

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記事提供元:フィスコ


*07:03JST NY金:反落で1293.6ドル、米雇用指標の改善を受けて売り優勢

NY金は反落(COMEX金6月限終値:1293.6 ↓12.3)。寄り付近での1303.6ドルを高値に、まもなく発表された米国の主要経済指標で、新規失業保険申請件数が大きく減少したことを主な材料に、量的緩和縮小のペースが速まるとの思惑から売りが強まり、安値1290.9ドルまで急落した。1300ドルを下抜けたところからは、見切り的な売りも出たもようであり、下落の勢いが加速したとみられる。

その後も米経済指標の発表が続き、4月鉱工業生産指数がマイナスに落ち込んだことや、5月NAHB住宅市場指数が予想外に低下したことで、金相場はいったん1303ドル絡みまで買い戻されたが、反発の勢いは続かず、再び売りが優勢になった。《KO》

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