売り先行後は25日線レベルでの攻防か/日経225・本日の想定レンジ

2014年5月15日 08:21

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記事提供元:フィスコ


*08:21JST 売り先行後は25日線レベルでの攻防か
[本日の想定レンジ]
 14日のNY市場は下落。ウクライナ東部での戦闘が激化していることが嫌気され売りが先行。昨日ダウ平均やS&P500指数が史上最高値を更新したものの、小型株で構成されるラッセル2000指数は3月の最高値から10%弱の下落となっており、小型株や成長株の売りに押されて引けにかけて下げ幅を拡大する展開となった。ダウ平均は101.47ドル安の16613.97、ナスダックは29.54ポイント安の4100.63。シカゴ日経225先物清算値は大証比160円安の14250円。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、ギャップ・ダウンから始まることになろう。5日線が14270円辺りに位置しており、踏ん張りをみせてくるかが注目されるところ。注目されるのは寄り付き前に発表される1-3月期国内総生産(GDP)となる。追加の緩和期待が高まるか、後退するかで、売り一巡後の底堅さが変わってきそうである。
 また、米モメンタム株の下げが続くなか、足元でようやく底堅さがみられてきた中小型株の底堅さが意識されてくるかが注目される。昨日も売り先行後は切り返す銘柄も多く、本日も底堅い値動きをみせてくるようなら、冷静に押し目拾いの流れに向かわせそうだ。
 ボリンジャーバンドはバンドが収れんしてきており、煮詰まり感が台頭してきている。週間形状の雲上限は14265円辺りに位置しており、支持線として意識されやすく、その後は25日線レベルでの攻防にも。14250-14400円辺りでのレンジを想定。

[予想レンジ]

上限 14400円−下限 14250円《TM》

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