NYの視点:米Q1GDP見通しがマイナス成長へ

2014年5月7日 07:02

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記事提供元:フィスコ


*07:02JST NYの視点:米Q1GDP見通しがマイナス成長へ

14年度の世界経済の成長を牽引すると見られている米国の経済は日に日に、リセッション(景気後退)的な様相を強めている。米商務省が発表した1-3月期国内総生産(GDP)は、1.2%増予想に反しわずか0.1%増にとどまった。また、米国商務省が発表した米国3月の貿易収支を受けて、エコノミストは1-3月期見通しを一段と引き下げた。米国3月の貿易赤字は前月比3.6%減の404億ドルと、4ヶ月ぶりに縮小した。輸出の伸びが輸入を上回ったため。予想の400億ドルは小幅上回った。14年の冬季オリンピック放送関連のライセンス料、商標使用料などで嵩んだ2月分から輸入サービスが減少。

しかしながら、輸出や輸入は商務省が1-3月期国内総生産(GDP)の算出に使用した見積もりを上回る結果となり、特に輸入が見積もりを大幅に上回ったことがGDP見通しの引き下げにつながったことが指摘されている。バークレイズのエコノミストは3月貿易収支の結果が国内総生産(GDP)を0.1%引き下げると指摘。つい5カ月前までエコノミストは米国の1-3月期GDPで4%成長を予想していたが、現在の平均予想は0.3%のマイナス成長。4-6月期に関しては強気の見方が維持されている。本年度上半期の成長は最善でも1.6%程度のペースにとどまることになる。米国債券市場では米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げに転じたとしてもそのペースはかなり遅いものとなることを織り込む買い戻しが優勢となり、外国為替市場では債券利回り動向に伴いドル買いが大きく後退した。

■米・Q1国内総生産(GDP)見通し

ゴールドマンサックス:-0.6%(前回+0.3%)
バークレイズ:-0.2%(-0.1%)
ドイツ銀:-0.4%
ファーストトラスト:-0.3%(-0.2%)
モルガンスタンレー:-0.5%
マクロアドバイザーズ:-0.6%
JPモルガン:-0.8%(-0.4%)《KO》

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