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下げ一巡感も意識されやすいところ/ランチタイムコメント
*12:02JST 下げ一巡感も意識されやすいところ
日経平均は大幅に反落。330.46円安の14893.65円(出来高概算9億6000万株)で前場の取引を終えている。11日の米国市場では、クリミア自治共和国の議会がウクライナからの独立を決議したことや、中国企業の債務不履行への懸念などが嫌気され軟調な展開に。シカゴ日経225先物清算値は大証比185円安の15025円と大幅な下げとなり、この流れを受けて日経平均はギャップ・ダウンからのスタートとなった。
寄り付き直後に15000円を割り込んだ日経平均は、主要銘柄が総じて軟調ななかで、じりじりと下げ幅を広げる展開に。指数インパクトの大きいファーストリテ<9983>、ソフトバンク<9984>、ファナック<6954>が軒並み2%を超える下げとなるなど、インデックスに絡んだ売買が日経平均を押し下げる格好となっているようである。
東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が全体の9割を占めており、全面安商状。セクターでは33業種すべてが下げるなかで、海運の下落率が3%を超えているほか、その他金融、石油石炭、非鉄金属、パルプ紙、保険、金属製品、化学、精密機器、証券、卸売、鉄鋼、情報通信、その他製品の下落率が2%を超えている。
シカゴ先物の弱い動きによって、日経平均の下振れは想定されていたが、テクニカル面でのトレンドが悪化するなかで、押し目買いも入りづらいところのようである。ほぼ確実視されていた一目均衡表の雲突破とはならず、明確に雲下限に抑えられる格好での下振れとなっている。雲が切り下がりをみせているため、まずは雲下限を捉えてくるまでは、リバウンドも期待しづらいところ。
また、ソフトバンク<9984>が売り一巡後も、じりじりと下げ幅を広げていることで、リバウンドを狙いづらい雰囲気もあるだろう。東証1部の売買代金が8740億円程度にとどまる状況では、売り方優位の需給状況である。日経平均は転換線レベルまでの調整をみせており、5日に空けたマドの水準で、下げ一巡感も意識されやすいところ。底入れが意識されやすいところでもあり、リバウンドのタイミングを見極めたいところである。(村瀬智一)《FA》
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