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注目銘柄ダイジェスト(前場):キヤノン、古河電池、マイクロニクスなど
*11:35JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):キヤノン、古河電池、マイクロニクスなど
キヤノン<7751>:3133円(前日比-13円)
反落。2月18日に発表した自己株式の取得終了を発表、短期的な需給妙味が低下する状況ともなっている。10営業日で取得上限の500億円までの株式を取得した。また、スマホの撮影機能の向上などを受けて、デジカメとスマホの競争激化なども、あらためて意識する向きなどもあるようだ。
ミツミ電機<6767>:811円(同+28円)
しっかり。スマホのカメラに使う手ぶれ補正用部品、アクチュエーターを増産すると報じられている。来年度の出荷数は前年度比3倍に増やすとされている。世界的にも日本勢が強い分野であること、スマホの撮影機能の大幅な向上につながる可能性があることなどから、より期待感が高まる状況になっているとみられる。
アルプス電気<6770>:1284円(同-3円)
反落。海外でCB300億円を発行と発表、潜在株の比率は約9%の見込みとされており、将来的な希薄化を警戒する動きが優勢のもようだ。ただ、転換価額は1802円で、前日終値比でのアップ率は約40%と高く、マイナス視する動きは限定的にとどまっている印象。ゴールドマン・サックス(GS)では、車載部品やVCM事業に対する自信の現れとも指摘している。
アプラスF<8589>:126円(同+8円)
大幅に3日続伸。FTSEでは定期銘柄入替えを発表している。日本株に関しては、新規採用が11銘柄で除外は9銘柄であり、ほぼ市場の想定通りの結果となっているもよう。リバランスは3月20日引け後に実施される予定。なお、みずほ証券では、同社の採用はサプライズと指摘。株価水準の値頃感も強いため、売買インパクトは限定的とみられるものの、短期資金の関心が高まる状況にはなっているようだ。
クミアイ化学工業<4996>:602円(同+54円)
急伸。前日に第1四半期の決算を発表、営業利益は14.2億円で前年同期比5.6倍と大幅な増益になった。消費増税前の駆け込み需要なども寄与したと見られるが、比較的、閑散期である第1四半期の収益水準の膨らみに、ポジティブなサプライズが強まる状況となっている。野村では、従来から引き下げているものの、目標株価は840円で買い推奨を継続している。なお、会社側では、上半期・通期の業績予想は変更していない。
JPX<8697>:2514円(同+79円)
大幅に3日続伸。FTSEへの新規採用が伝わっている。20日のリバランスには100億円近い資金流入が期待されているもよう。また、モルガン・スタンレー(MS)では投資判断を「アンダーウェイト」から「イコールウェイト」に格上げしているもよう。一方。ドイツ証券では投資判断を「ホールド」から「セル」に格下げ、目標株価は2070円としている。東証1部の株式売買代金との比較では、株価水準はグローバルベース比較で割高感が強いと指摘している。
古河電池<6937>:798円(同+40円)
急反発。災害対策用の蓄電池を開発したと一部で報じられている。開発した「マグボックス」は、電極材料にマグネシウムを使う「金属空気電池」の一種であり、水を入れることで非常用電源として活用できるもの。電池関連銘柄の循環物色が続いている中、関連銘柄としての位置づけが一段と高まる状況にもなっているようだ。
APLIX<3727>:2092円(同+322円)
大幅続伸。iPhoneと連携するウェアラブル機器やスマホアクセサリーの商品化を短期間で簡単に実現できる、「Apple Notification Center Service(ANCS)」対応モジュール「AM1」を開発したと発表したことが材料視されている。「AM1」は、無線でiPhoneに接続し、通知などとの連携が可能なウェアラブル機器やスマホアクセサリーの商品化を短期間で簡単に実現できるANCS対応モジュールと。
免疫生物研究所<4570>:1267円(同+126円)
続伸。大関社と、遺伝子組換えカイコによるタンパク質生産技術の特許実施権供与に関する契約を締結したと発表したことが材料視されている。今回の契約、大関による遺伝子組換えカイコタンパク質受託発現サービスの開始は、同社および大関のビジネスを相互に補完し、双方のビジネスの発展に大きく寄与するものと確信しているとコメントしている。
PD<4587>:9950円(同+410円)
買い先行。いちよしが投資判断を「B」から「A」へ引き上げたことが好材料視されている。特殊ペプチド創薬技術の世界的な普及に伴う中長期的な利益拡大期待を見込み、株価が下落したことも背景に投資判断を引き上げへ。14年6月期目標イベントの残る3つの達成が当面の注目ポイントとも。なお、フェアバリューについては12000円を継続している。
マイクロニクス<6871>:8630円(同+80円)
続伸。東証が本日売買分から、同社株の信用取引に関する臨時措置を解除したことが材料視されている。日証金も貸借取引自己取引分、非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分にかかる銘柄別増担保金徴収措置を解除しており、あらためて短期資金が向かう格好に。ただ、短期資金による物色のため、買い一巡後は急速に上げ幅を縮小する格好にも。《KO》
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