日経平均は大幅続伸、ウクライナ懸念の後退で買い戻しが続く

2014年3月5日 15:10

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記事提供元:フィスコ


*15:10JST 日経平均は大幅続伸、ウクライナ懸念の後退で買い戻しが続く
日経平均は大幅続伸。ウクライナ情勢への懸念後退を背景とした昨晩の欧米株高が好感され、前日に強い動きとなっていた大手不動産株などを中心に買い戻しの動きが継続した。また、本日から中国で開幕した全人代では、今年の国内総生産(GDP)成長率の目標値が7.5%に設定されたことも、買い安心感につながる格好に。

大引けの日経平均は前日比176.15円高の14897.63円となった。東証1部の売買高は19億9797万株、売買代金は1兆9386億円だった。業種別では、不動産やその他金融、ガラス・土石、保険、情報・通信、精密機械、海運、証券、ゴム製品などの上昇が目立っていた。一方、空運や電気・ガス、陸運などが軟調だった。

個別では、三井不<8801>や三菱地所<8802>、住友不<8830>など、大手不動産株が総じて買い優勢に。また、ファーストリテ<9983>やソフトバンク<9984>など、日経平均寄与度の大きい銘柄が堅調。その他、富士通<6702>やNEC<6701>なども強い動きとなった。一方、トヨタ自<7203>や富士重<7270>など、自動車株の一角が軟調。また、DMG森精機<6141>は公募増資の実施などが嫌気され大幅下落となった。《OY》

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