概況からBRICsを知ろう~ブラジル市場は小幅に4日続伸、成長見通しの下方修正が上値を抑える

2014年2月25日 09:47

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記事提供元:フィスコ


*09:47JST 概況からBRICsを知ろう~ブラジル市場は小幅に4日続伸、成長見通しの下方修正が上値を抑える
【ブラジル】ボベスパ指数 47393.50 +0.03%
昨日24日のブラジル市場は小幅に4営業日続伸。主要指標のボベスパ指数は前営業日比13.26ポイント高(+0.03%)の47393.50で取引を終えた。指数構成銘柄の値上がりは31、値下がり40、変わらず2と売りが優勢。セクター別では、石油・ガスや資本財が買われた半面、素材や通信が安い。

中盤に下げ幅を拡大させる場面もあったが、その後は徐々に買い戻された。成長見通しが再び下方修正されたことが指数の足かせ。ブラジル中央銀行がエコノミスト約100人を対象に週間ベースで実施した最新調査(2月24日実施分)では、2014年の成長予想が前回の1.79%から1.67%に下方修正された。2013年末の拡大消費者物価指数(IPCA)予想は前回の6.05%から6.11%に引き上げられた。輸出の伸び鈍化や政府による歳出の削減などが成長加速の足かせになるとみられているもようだ。

【ロシア】MICEX指数 1489.01 +0.09%
24日のロシア市場は小幅続伸。主要指標のMICEX指数は前営業日比1.37ポイント高(+0.09%)の1489.01で取引を終了した。指数構成銘柄の値上がりは26、値下がり23、変わらず1と買いが優勢となった。

前半は不安定な展開を示したが、終盤にプラス圏に浮上した。ウクライナ情勢の落ち着きが引き続き支援材料。メドベージェフ首相は24日、ロシアが昨年ウクライナと交わした同国に向け天然ガス価格の引き下げなど、一連の約束が有効だと発言した。また、首相はロシアが個人あるいは特定グループと協力関係を結んだではなく、ウクライナを対象にしていたと強調。また、ウクライナと良好な関係を築くため、新政権が成立した後も積極的な対話を進める方針を示した。ただ、首相は、現時点ではウクライナ側と対話できるパイプをまだ持っていないことを明らかにした。

【インド】SENSEX指数 20811.44 +0.53%
24日のインドSENSEX指数は続伸。朝方は小安い水準での値動き。この日のアジア株式相場の下落を警戒した売りが相場の圧迫要因になった。ただ、その後は資本財のラーセン・アンド・トウブロ、電力大手タタ・パワーなど個別で好材料の出た銘柄が買われて指数は上値を追う展開に。さらに、インフレ鈍化や経常赤字、財政赤字の縮小などマクロ環境の改善に伴う地合い好転で、外国人など投資家の買い意欲が戻っていることも全体の安心感につながった。

【中国本土】上海総合指数 2076.69 -1.75%
24日の上海総合指数は3営業日続落。不動産株や銀行株の大幅な下げが指数の重荷となった。複数の商業銀行が不動産向けの融資を一部停止しているとの報道が売り手掛かりに。セメントや鉄鋼などへの融資も引き締められていると報じられた。ただ、後場には政策期待の強いセクターが一部買い戻された。中国では来週3月3日に、重要な政治イベント「両会(全国人民代表大会と全国人民政治協商会議)」が開幕する運びとなっている。《FA》

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