丸紅、インドネシアで国有石油会社と天然ガスの事業調査

2014年2月20日 16:37

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 丸紅は20日、19日付でインドネシア国有石油・天然ガス鉱業公社プルタミナ(Pertamina)と天然ガスのインフラ事業に関するフィージビリティスタディ(実行可能性調査)を共同実施する覚書を締結したと発表した。実行可能性が確認されれば、別途合意の上で事業を共同推進していくという。

 同社によると、プルタミナのインドネシアでの石油・ガスの開発、供給の実績と、同社が保有する電力、ガスインフラ事業のノウハウが相互補完関係にあると判断し、覚書の締結に至ったという。

 今回の事業は、インドネシアでの燃料の調達から、輸送・貯蔵、燃料を活用した発電まで、一連のバリューチェーンを構築していくことを想定しており、プルタミナにとって初となるガス焚き発電事業への参画を見据えた調査の実施になるという。

 丸紅は、インドネシアで50年以上にわたって事業を展開しており、電力、プラント、交通をはじめとした多数のインフラプロジェクトに参画している。発電事業では、7,500MW以上の発電設備の建設請負(EPC)実績を有するほか、チレボン石炭火力発電事業(660MW、出資比率32.5%)、パイトン2石炭火力発電事業(1,220MW、出資比率15%)、ランタウ・ディダップ地熱発電事業(220MW開発予定、出資比率35%)の3つの独立発電事業(IPP)へ出資参画している。

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