ネットイヤー 3Qはすべての損益項目で黒字転換、消費増税の駆け込み需要を取り込みへ

2014年2月3日 08:39

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記事提供元:フィスコ


*08:40JST ネットイヤー---3Qはすべての損益項目で黒字転換、消費増税の駆け込み需要を取り込みへ

ネットイヤーグループ<3622>は31日、第3四半期累計(2013年4-12月期)決算を発表した。連結業績は、売上高が前年同期比25.9%増の35.85億円、営業損益は0.32億円の黒字(前年同期は1.03億円の赤字)、経常損益は0.33億円の黒字(同1.02億円の赤字)、純損益は0.09億円の黒字(同1.18億円の赤字)とすべての損益項目で黒字転換を果たした。

小売業などを中心に実店舗とWebサイトなど、あらゆる顧客接点を連携させて売上拡大を目指す「オムニチャネル」を構築する動きが強まり、好環境を背景として、売上高の9割を占めるWebサイトやシステム開発などの受託分野を中心に、大幅に売上を拡大した。

通期業績予想は、第3四半期までの進捗が概ね見込み通りに進捗しているとして、10月に発表した計画を据え置いた。売上高が前期比14.8%増の50.00億円、営業利益が同26.6%増の1.80億円、経常利益が同23.8%増の1.78億円、純利益が同3.1%減の0.87億円としている。

なお、同社事業の季節性として、例年、多くの顧客企業の年度末となる第4四半期(1-3月期)に売上高が偏重する傾向があることに加えて、2014年1-3月期においては消費税引き上げ前の駆け込み需要で売上高が例年以上に伸びる公算が大きいことから、通期業績は計画を上振れる可能性も考えられよう。

一方で、同社は2014年2月に本社の移転を予定しており、特別損失として33百万円を見込んでいる。当期純利益が前期比3.1%の減益予想となっているのは、この特別損失の計上のほか、単体の繰越欠損解消によって法人税等の増額が見込まれるためである。

同社は、インターネット技術を活用したデジタルマーケティング支援事業を手掛ける。顧客は大企業向けが中心。子会社のトライバルメディアハウスはソーシャルメディアに関する分析・コンサルティング分野で業界トップクラス。2013年8月にはグループウェア「rakumo(ラクモ)」を手掛ける日本技芸を子会社化する等、M&Aにも積極的。《FA》

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