21日の香港市場概況:反発で23000台を回復、人民銀の資金供給で流動性懸念が後退

2014年1月21日 17:31

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記事提供元:フィスコ


*17:32JST 21日の香港市場概況:反発で23000台を回復、人民銀の資金供給で流動性懸念が後退

21日の香港市場では主要指数のハンセン指数が反発となり、前日比104.17ポイント高(+0.45%)の23033.12で取引を終えた。H株指数(本土企業株で構成)は同178.25ポイント高(+1.78%)の10218.41、レッドチップ指数(中資企業株で構成)は同6.81ポイント安(-0.15%)の4400.93だった。

ハンセン指数は前日に割り込んだ節目の23000を再び回復した。20日の米国市場はキング牧師誕生日の祝日で休場だったが、中国人民銀行(中央銀行)による流動性供給を好感した買いが優勢となった。人民銀は20日夜、短期流動性ファシリティー(SLF)を通じて大手商業銀行に流動性を供給したと発表。また、21日にはリバースレポ取引を再開し、総額2550億元(4兆円超)を供給した。人民銀による資金供給を受けて、中国の短期金利が落ち着きを見せたことも投資家心理の改善につながった。

ハンセン指数の構成銘柄では、流動性ひっ迫懸念の後退を受けて、本土系銀行株が反発。中国建設銀行(00939/HK)が2.97%高、中国工商銀行(01398/HK)が2.72%高で取引を終えた。このほか、レノボ(00992/HK)が2.75%上昇。米IBMの低価格サーバー業務の買収に向けて、交渉を進めていると報じられた。

半面、中国海洋石油(00883/HK)が6.30%安。同社は前日、今年の生産目標を前年比2.4-5.6%増の水準に設定したと発表。低水準の伸びにとどまるとの見方から失望売りが広がった。このほか、足元で上昇の目立っていたカジノ株が利益確定売りで大きく下落。サンズ・チャイナ(01928/HK)、銀河娯楽(00027/HK)がともに1%超の値下がりとなった。

その他の個別銘柄では、業績改善予想を発表した国美電器(00493/HK)が6.35%値を上げた。ゴールドマン・サックス(GS)による目標株価の引き上げも材料視された。一方、中興通訊(00763/HK)は1.21%安で終了。2013年通期での黒字転換見通しを発表したことで買い先行で始まったが、大引け間際に利食い売りに押された。《KO》

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