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今日の為替市場ポイント:米量的緩和策の急速な縮小に対する警戒感は後退
記事提供元:フィスコ
*08:35JST 今日の為替市場ポイント:米量的緩和策の急速な縮小に対する警戒感は後退
昨日13日のドル・円相場は、東京市場では104円12銭から103円26銭で軟調推移。欧米市場では一時102円85銭まで下落し、103円02銭で取引を終えた。
本日14日のドル・円は103円前後で推移か。14日の日経平均株価は大きく下げる可能性があるが、本日発表される日本の11月経常収支は3689億円の赤字が予想されている。10月の1279億円の赤字との比較で赤字幅は拡大する可能性があり、ドル・円は102円台後半で下げ渋る見込み。
13日の欧米市場では日本円、豪ドルが主要通貨に対して上昇した。米量的緩和策の早期終了への思惑が後退したことが要因とみられている。日本円については13日のアジア市場でストップロスとみられる米ドル売り・円買いが103円80銭以下で執行された。投機的な円売りポジションの解消に伴う円買いのフローは増えており、この動きは14日も続く可能性がある。
豪ドルについては、米長期金利の低下が意識されているようだ。米量的緩和策の急速な縮小に対する警戒感は後退しており、投機筋などが豪ドルを買い戻している。輸出企業などの顧客筋も豪ドル買いを実行しているとの指摘もあり、13日の取引で豪ドルは12月11日以来となる0.9086ドルまで上昇している。《KO》
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