日経平均寄り付き&為替概況:日経平均は310円高、ソフトバンクが年初来高値を更新

2013年12月9日 09:41

印刷

記事提供元:フィスコ


*09:41JST 日経平均寄り付き&為替概況:日経平均は310円高、ソフトバンクが年初来高値を更新

【日経平均は大幅続伸、ソフトバンクが年初来高値を更新】

9時40分現在の日経平均株価は、15610.35円(前日比+310.49円)で推移。日経平均は大幅続伸で始まった。予想を上回る米雇用統計の改善や為替市場ではドル・円が103円台に乗せてきていることを受けて、買いが優勢となった。指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンク<9984>が買い気配で一気に年初来高値を更新し、その後も上げ幅を拡大させてきている。そのほか、ファナック<6954>、ファーストリテイリング<9983>、ダイキン<6367>、KDDI<9433>なども堅調。

売買代金上位では、トヨタ<7203>、マツダ<7261>、ホンダ<7267>、富士重<7270>など自動車株が堅調。キヤノン<7751>、ソニー<6758>、ドワンゴ<3715>なども強い。セクターでは33業種全てが上昇しており、鉱業、ゴム製品、精密機器、保険、証券、非鉄金属、パルプ・紙、電気機器、情報・通信、機械なども強さが目立つ。東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1500を超えて、ほぼ全面高商状に。今日マザーズに上場したホットリンク<3680>は買い気配で推移している。

【ドル・円は103円10銭付近、株高は想定の範囲内との声】

ドル・円は103円10銭付近で推移。ドル・円は朝方に103円22銭まで上昇したが、顧客筋などのドル売りが観測されており、やや伸び悩んでいる。日経平均株価の上昇は想定の範囲内との声が聞かれているほか、103円台前半では利食い目的とみられるドル売りオーダーが置かれているもよう。なお、今日発表された7-9月期の国内総生産改定値は前期比年率+1.1%で市場予想の+1.6%を下回った。

■今後のポイント

・日経平均株価の上昇は想定の範囲内
・103円前半でドル売り興味残る

9時40分時点でドル・円は103円10銭、ユーロ・円は141円30銭、ポンド・円は168円32銭、豪ドル・円は93円85銭付近で推移している。《KO》

関連記事