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6日の中国本土市場概況:続落、週末要因などで換金売りが優勢
記事提供元:フィスコ
*17:01JST 6日の中国本土市場概況:続落、週末要因などで換金売りが優勢
6日の中国本土市場は続落。上海総合指数は前日比9.96ポイント安(-0.44%)の2237.11、深セン成分指数は同34.11ポイント安(-0.40%)の8526.68で取引を終えた。朝方はプラス圏を回復する場面もあったが、その後は安値圏でもみ合った。
週末要因に加え、米中の主要な経済指標の発表を前に換金売りが優勢となった。また、中国政府が有人月探査計画を断念する可能性があるとの報道も航空やハイテク関連の売り材料。そのほか、通信や証券関連の利益確定売りが継続したことも指数の足かせとなった。
一方、農業や環境関連が逆行高。環境重視の次世代農業が月内に開催される予定となる「中央農村工作会議」の主要議題になるとの観測が引き続き支援材料となった。また、微小粒子状物質(PM2.5)の深刻化も環境関連の物色手掛かりとなった。
そのほか、HSBCは最新リポートで、来年の本土A株式市場にポジティブな見方を示した。A株の値ごろ感に加え、中国経済が堅調に成長しているため、株式市場への外資流入が来年は加速すると予測した。
なお、11月の経済指標は12月8日から15日にかけて発表される予定。同月の消費者物価指数(CPI)上昇率(前年同月比)が3.1%になると予測されたほか、鉱工業生産や小売売上高などの増加ペースは前月とほぼ同水準になるとみられている。《KO》
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